夢の国にて





2018年9月27日
高校時代はキモオタ扱いだったのに、制服を脱いでからの大学進学後はミステリアスなモテ男となった章平。その中身は何も変わっておらず、鈍感で生活能力が低い彼の世話を焼き続けるのは高校時代からの親友・志郎。章平のためにお弁当を作り、掃除に洗濯と甲斐甲斐しく心を尽くす姿はまさに乙女。男前な板金工のツナギ姿とのギャップが凄いです。気持ちが擦れ違う場面など胸をギュッと掴まれるような描写があって切ない気持ちになります。とても好きな表現が多くて、まだまだ沢山作品を読みたくなりました。

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清水白桃 さん
(女性/50代) 総レビュー数:883件