味わいの不思議語り。





2018年9月28日
なんとも不思議な雰囲気を漂わせながら物語がはじまります。一話ずつ完結していて違うお話ながら、少しづつ何かがわかってくる感じも面白いし、その一話一話に新しい気持ちで心動かされます。 胸がしめつけられそうなお話もあり、いろいろな感情をもらいながら、ラストにはまた涙があふれました。 作者さまのことは「俺の人魚姫」「こんな悲しい恋をするはずじゃなかった」で知り、その内容から他の作品もと、タイトルも興味深く評価も良さそうなこちらを手にとりましたが、本当に良かった! 読み始める前は、大変失礼ながら、絵がちょっと・・と思ったものの、読んでいる最中にはこの滋味深い絵が好きになっていて、読み終える頃には、この画風であってこそ この作品、と思えたし、何なら、もう結構お気に入りかもです。 短編楽しい俳句教室の三、四の前作 楽しい俳句一、二は、「極東追憶博物館」に 収録があります。
第1刷発行:一巻2012年7月24日、二巻2013年5月24日、/一巻全228頁(7話(うち描き下ろし2話)+楽しい俳句教室2話)、二巻全196頁(7話(うち描き下し1話))
第1刷発行:一巻2012年7月24日、二巻2013年5月24日、/一巻全228頁(7話(うち描き下ろし2話)+楽しい俳句教室2話)、二巻全196頁(7話(うち描き下し1話))

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