てのひらに秘密をひとつ
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てのひらに秘密をひとつ

尾崎衣良

ん〜

ネタバレ
2018年10月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自分から気が付いて終わらせて、人生の汚点だとまで言っているんだから、別に主人公は不倫を肯定しているんじゃなくて、その時の自分の気持ちは唯、純粋なものだったと思い出にしてもいいかなと思っただけじゃない?と感じましたけど。罰まで受けてさ。其れがわかっているだけに、友達にはあんな気持ちや、過去を引きずることになり兼ねない生き方をしないで欲しいと思っただけでしょ。彼女には勿体無い生き方してほしくなかったんじゃない。

辛辣な意見が多いけど、誰でも間違いは犯すからね。不倫じゃなくても、誰しもモラルに反する時、あるでしょ。結構皆んな毎日誰かに迷惑掛けながら生きてるもんよ。不倫より他人に沢山迷惑をかける事って、世の中、社会じゃ多いんだよ?不倫は範囲が狭いけど。辛辣な言葉で責め立てる人間ほど意外と迷惑行為常習犯だし。意外と自分には甘くて気が付かないフリしているだけで。このネチこい同僚とその他と一緒。もう終わった事にそこまで罪悪感感じなくても、反省して同じ事繰り返さなければ、もういいんじゃないの?良い人に見られたいのは誰だってそうだし、傷ついた分、自分を恥ずかしいと思う分、嫌われないように繕う事に必死なのは人間らしいと思う。

こんなタイプが相手の女だったら、私が嫁なら、夫張り倒して済ますかな。よく聞くけど、女の敵は女とか失笑だわ。人の家庭を壊すのが趣味な女ならコテンパンで良いし、引っかかる自分の男と己の見る目の無さに拍手かな。で。さいなら。人生は短い。特に女が綺麗な間は短いので、もういいじゃん、充分だよって言う作品。
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