オオカミ弁護士の餌食になりました
」のレビュー

オオカミ弁護士の餌食になりました

橘樹杏

タイトルで想像していたのとは違い、

ネタバレ
2018年10月17日
このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローは誠実で真面目なイケメンでした。オオカミとか餌食とかあったので、もっと横暴で押せ押せな感じかと想像してたけど、ヒロインが男性恐怖症ということもあって基本接し方は優しいし、無理強いするようなこともありません。優しい顔をしながら少し強引だったり、独占欲も強かったり、想いが通じ合ってからですが何度も求めてきたりと、少々がっついてる感はあるので、そこはオオカミっぽいかも。ヒーローにとってヒロインは友人の妹であり、昔好きだった女の子。それが大人になって再会して、恋心が再燃しちゃった感じです。ヒロインにとってヒーローは兄の友人であり、お兄ちゃん的存在で、恐怖症の症状はほとんど出ません。言葉は悪いけどそこにつけこんでヒーローは恐怖症克服する為に恋人のふりをしようと持ちかけることになります。あんなイケメンに優しく甘く、好意駄々漏れで接して来られたら、恋人のふりだと自身に言い聞かせてもドキドキしちゃいますよね。ヒロインがヒーローを男として意識していく過程も丁寧に描写されていていいです。ヒロインが仕事が出来る色気たっぷりの美女、なのに男性恐怖症で経験もない。というギャップのある設定も良かった。しっかりキャラのたった脇役たちも面白かったです。特にシスコン過ぎるヒロインの兄がいい味出してる。短いので物足りなさはあるし、あっさり終わってしまった感はありますが、よく纏まっていると思います。いちゃいちゃはするし、二人が体の関係をもったという描写はありますが、TLではないので直接的なシーンはありません。そういう意味もあってあっさりな感じはします。あと表紙が綺麗なのもあって購入したけらど、挿し絵がなかったのは残念でした。
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