寄生獣
」のレビュー

寄生獣

岩明均

人の在り方を考えさせられる作品

ネタバレ
2018年10月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 「なぜ我々は生まれてきた」という田村玲子の問いに対し、結局明確な答えが出されぬまま終わった本作。しかし本作最後、新一(のモノローグであろうが)、「何かに寄り添い生きる。いつか命が終わるその時まで」、そしてミギーの「心に余裕がある生物。なんと素晴らしい!」という言葉が筆者の伝えたいことであったのかなと。現にミギーは答えを求め新一と別れ、旅に出てしまったわけですから。人はなぜ生まれてきたのか。そしてどう在らねばならないのか。本作を読んで考えてみてくれ。そんなメッセージが込められていると感じました。
いいねしたユーザ2人
レビューをシェアしよう!