輝夜伝
」のレビュー

輝夜伝

さいとうちほ

ミステリー&サスペンス感満載の竹取物語

ネタバレ
2018年10月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ さいとうちほ先生の【とりかえ・ばや】が大好きだったので試読後即買いです。まだ1巻ですが掴みはバッチリな感じ。続き早く読みたい…!!
今作も平安時代が舞台ですが、竹取物語がベースなのでファンタジー感が見え隠れしつつ、ミステリー&サスペンス要素が新鮮。冒頭から謎だらけで惹き込まれます。

最愛の兄が死んだ「血の十五夜」に居合わせながら何故か記憶が殆ど無い主人公の月詠は何者なのか。その他諸々、既に気になる事いっぱいです。
早くも月詠が本当は女だと知る唯一の同胞、滝口の大神(オオカミ)とは今後どうなって行くのか楽しみ。この滝口の精鋭武者、大神と凄王(スサノオ)がカッコイイです。早速色気のある男前が出てきて嬉しい。

怪しげ(妖しげ?)な治天の君と、彼に仕える謎めいた仮面の武者「梟」の正体も気になる。仮面の下は美男子な予感…。
物語のもう1つの軸である帝と「かぐや姫」がどうなるかも勿論気になるんだけど、今回の帝はまだあどけない感じの少年なのがちょっと残念かな?
作者のあとがき(描き下ろし漫画)で竹取物語の解説がしてあり興味深かったです。(本当の時代背景や実在の人物など)
今後に期待が膨らみます!🙂
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