静かで熱くて、ジワーっと感動が押し寄せる

明治時代の華族のお話し。抜群に圧倒されました。
長編時代物の脚本家だろうか？と思うほどの、膨大な情報や知識を元に、これほどのストーリーと登場人物を10年かけて描き切った作者に脱帽です。
エロさは少ないです。絡みはありますが、おおおおっ(ぐはぁ)となるほどではなく、そこを求める方には物足りないかもしれません。
が、エロさ目的ではなく、是非、その時代を生きた人物たちに 魅せられてほしいです。
重いといえば重い内容で８巻にも及びますので、全巻購入は勇気いりましたが、一度読み始めたら読まずにはいられませんでした。
読み終わる頃には、全体を通した感動がじわーっと込み上げてきて、どうしようもなく涙が溢れました。
大金はたいてでも全巻購入して頂きたい作品です。