今宵、エリート将校とかりそめの契りを
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今宵、エリート将校とかりそめの契りを

水守恵蓮

ヒロインが短絡的

ネタバレ
2018年11月8日
このレビューはネタバレを含みます▼ 両親は自死、兄は戦死、天涯孤独のヒロインなのですが、そういう暗い陰は全くなし。兄の仇だと襲ったところ、反対に捕縛。「妻か遊女か」という選択に「遊女は嫌」と仇の妻になったヒロイン、覚悟はどこへ?ここは「仇に情けを受けるぐらいなら身を落とす方を選びます」という気概が欲しい。腐っても子爵令嬢というより、甘やかされたお嬢様。お相手の殿方もタイトルのエリート将校に期待を膨らませたのですが、登場したときのクールさはどこへやら、「妻にしたから」無理矢理やっちゃうなんて…。手は出さないで欲しかったー。
ヒロインは仇とのデートで両親や兄のことを思い出すことなくはしゃいでます。祝言に立派な着物を仕立てるときも嬉々として選んじゃってるし。
まず、戦勝パレードに乱入して、狙った相手の妻になるという流れが奇想天外すぎ。
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