女帝
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女帝

和気一作/倉科遼

最終巻でビックリ

2018年11月11日
途中から展開もセリフもワンパターンだし彩香ママがそこまですごいことしてるとも思えなかったんですが、なにせ自分とは縁遠い世界なので興味深く読んでました。
でも最終巻を読んでびっくり!不幸な生い立ちのもと抱いた上昇志向に始まった話で、最終的に女帝にのぼりつめ(させ)た主人公に、「なぜあなたは『私が私が』なの、女は夫を支えて子供を…」なんてセリフを言わせるとは。20巻以上も描いてきて、宿命のライバルとの最後のやり合いでそれ??と。彩香を挫折させることなく持ち上げ続けたストーリーですが、この作者たちが根っこで女性をどう見ているのかが、このセリフに表れてる気がしました。
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