フォロー

0

総レビュー数

22

いいねGET

92

いいね

46

レビュー

今月(5月1日~5月31日)

レビュー数0

いいねGET0

シーモア島
ベストアンサー0
いいね0
投稿レビュー
  • 私の少年

    高野ひと深

    結局何だったんだろう
    2023年7月9日
    最初はとても面白かったし興味深く読んでました。
    おそらく大人の事情にいろいろ振り回されたんでしょう、途中で出版社が変わるとか聞いたことないし、4巻あたりから迷走がひどくなってついていけなくなりました。それとも作者の迷走が原因?わからん。
    家庭の問題は真修の方にありそうだったのにいつのまにか聡子と母親の問題が前に出てきて、「あれ、聡子ってこんな拗らせ設定だった?」と混乱。真修のひどい家庭環境もばあちゃんの登場で解決したみたいになってるし、一応真修の成長後も父親が出てきてその回収はあったけど「そういう感じではなかったような?」と消化不良。
    聡子の行いに対する真修父の怒りも実はそこまでではなく、椎川さんの腹いせが含まれていた…?それはダメでしょ。「見知らぬ大人が勝手によその子供を振り回し、その親に都合のいいことしか言わなかった罰」は、真修の父の「親側の当然の怒り」として、聡子はストレートに受けなくてはいけなかった部分だと思う。それを受け入れ、乗り越えてこそ真修と聡子は次のステージに行けるはず(一応そうなってはいるが、あれこれ迷走しているので説得力が皆無)。

    セリフやキャラクターたちの気持ちがひとつひとつ細やかに言語化されていたのはたぶんとても丁寧な仕事なのでしょうが、かなりピンポイントすぎていまいちピンと来ないことも多い中で、話を動かすポイントが後付け(としか思えない)であれこれひっくり返されたためにそれらが宙に浮いた感じで、途中から何を読んでるのかわからなくなりました。ので、結局二人の間にあったものや、二人が出した答えもしっくりこなくて、結末がどうなったのか読み直してみてもやはり入ってこなくて「…で、結局何だったんだろう」しか浮かびません。
    弟の名前に「イチ」がついてるとか微妙なくだりの回収があったかどうかもパッと思い出せませんし、ここまで書いたことに勘違いがあるかもしれないけど、それを確認する気も起きない。それくらいの迷走でした。

    それでも買い続けたのはやはり真修というキャラクターの魅力と成長を見守りたかったからだと思う。
    2巻くらいまでの調子で走り抜けてたら、何度も読み返したくなるような名作になった気がするので、とても残念。
  • 奇習愛

    久嘉めいら

    あー…って感じ
    2023年2月17日
    この作者さん、こういうの好きそうだよなぁ…
    無料1巻読んだだけですが、私はもうお腹いっぱいって感じです。
  • みどりのとまり木

    手島ちあ

    漫画として、大きく残念なところが
    2022年5月19日
    無料1巻までのレビューです。
    主人公が本当にいい子なのと、色々抱え込みすぎて誰かに甘えたくなる気持ちも、ふと出会った大人の男性に惹かれる気持ちもとてもよくわかるし、丁寧な描かれ方はとで瑞々しい…のですが。

    最近の少女漫画ってこうなんですかね?それとも相手が大人の男性だからなのか、それとも単に作者がそういう方なのか?
    手作りのお菓子をまず「食べれますか?」を確認してから渡すところとか、友達への接し方とかにも「そういうの」をすごく気にしてるなぁ…と思わせるところがいくつかありました。
    別に悪いことではないし、リアルなら大切だと思うんですが、作者がそれに「縛られてる」というか…、そもそも主人公がそういう設定なだけに、漫画でたびたび出てくると少し窮屈に感じました。せっかくのキラキラ感が薄くなるというか、漫画であまりその辺りをリアルに寄せすぎると不粋というか。逆にリアリティが増すと感じる人もいるかもしれませんが。

    一番残念だったのは主人公の相手に対する素直な気持ちを「気持ち悪い」と表現していたところ。少女漫画ってそもそもどんなテーマでも、その時期ならではの純粋な気持ちを描くものだ思うのに、しかもこれは恋愛ものだから1番大事なところなのに、主人公自身に「気持ち悪い」と言わせてしまうのは、ものすごく大きな矛盾ではないですか?担当さんとか誰も引っかからなかったのかな。
    単純にジェネレーションギャップなのかもしれませんが、少なくともこれまで読んだ少女漫画ではなかったひと言です。「何言ってんの私」とか「よくばりになってく」とか「こんなに自分勝手だったかな」みたいなのはありましたが。
    「気持ち悪い」は残念すぎるチョイスで、私はそこで盛り上がりかけてた気持ちをポッキリ折られてしまいました…。
  • 源氏物語~愛と罪と~【マイクロ】

    森猫まりり

    絵はキレイですが…
    2020年12月13日
    最近流行ってる感じの絵では、どうしても軽く見えてしまいますね…とても丁寧に描かれてますし、普通に作者さんのオリジナル漫画だったらとても好みの絵なんですが。
    でも源氏物語の入り口としてはこのほうが受け入れやすいのかな。
    話はちゃんと筋を追いつつも会話はものすごく現在っぽくて、流れを作るためか創作部分が入ってたりもするので(冒頭の猫や感情面)、受験生がこの作品で覚えるのはちょっと危険です。
  • セクシー田中さん

    芦原妃名子

    面白いけど
    2020年11月10日
    他にない話だし、目のつけどころも独特。時代にあってるし、話の進め方もテンポがよくてするする読めて、基本的に文句なく面白いです。
    ですが…砂時計のころからうっすら思っていたのですが、芦原先生って若い女の子とかOL、サラリーマン、またその世界にけっこう偏見がありませんか?
    田中さんの会社での扱われ方や朱里の田中さんラブを抜いた部分とか、OLや笙野さんの元カノが会社で結婚相手探ししか考えてなさそうな描写とか、小西のキャラとか。いないとは言いませんが、他の作品も含め、意外とそういうシーンがほとんどテンプレばかりです。
    漫画家さんだから知らないにしても、ドラマとかでよくある感じの世界を現実でもそのまんまだと洗脳されてそうというか…それこそ笙野さんのように。
    マンガの軸はどれもこれも深い考察がある感じでそこが人気なんだと思うのですが、どうもそのあたりで危うさを感じる作家さんです。全部を鵜呑みにせず、案外一歩引いて読んだほうがよさそうな気がします。
  • たーたん

    西炯子

    イライラする…
    2020年7月10日
    「母親は生きてる」と思い込んで暴走する娘、それに対して「仕方のないこと、母親は産後の肥立ちが悪くて死んだとしか言ってこなかったから…」と説明できない父親。イライラします。しかも「来年には本当の父親が現れるから」とか言ってますがそれとこれとは別の話でしょう。母親が死んでるのは事実なのに、そのことをごまかし続ける展開が長すぎます。あとやっぱり、西先生の漫画は「普通のようでいて実はかなりの高スペック」キャラは外せないんですね…。今回で言うと鈴がやたら可愛いことですが。このワンパターンさは飽きを通り越して悲しくなってきました。
  • くるみと七人のこびとたち

    高瀬綾

    明るくてほこほこして切ない。
    ネタバレ
    2018年11月11日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 小学生のころリアルタイムで連載してたマンガです。大好きなお兄ちゃんを追って、童話の世界の狂ったお話をこびとさんたちと直していく物語。今、こんな夢のあるマンガってなくなっちゃいましたね…。当時は読者から童話を募集して、優秀な作品を書いた人は高瀬先生と童話をめぐる海外旅行へ!なんて企画もあったと記憶しています。
    高瀬先生のマンガは、パチパチはじけるキャンディみたいなポップさがあって、でもかわいくて、古い家や小物にクラシカルな暖かみがあって…読んでると元気をもらえます。でも実は切なさもあるのがまたイイんですよね。
    他のレビューにもあるように、くるみちゃんとカイル、最終的に別離となってしまったのは仕方がないのですが…なんかなぁなんかなぁ、くうう〜って高瀬先生のギャグ顔でゲンコツどんどん!って気分です。
    あの頃のマンガ全部が電子化されてるわけではないですが、高瀬先生のが一番ノスタルジーにふけれます笑。でも贔屓目なしにもおもしろいマンガですよ。
  • 女帝

    和気一作/倉科遼

    最終巻でビックリ
    2018年11月11日
    途中から展開もセリフもワンパターンだし彩香ママがそこまですごいことしてるとも思えなかったんですが、なにせ自分とは縁遠い世界なので興味深く読んでました。
    でも最終巻を読んでびっくり!不幸な生い立ちのもと抱いた上昇志向に始まった話で、最終的に女帝にのぼりつめ(させ)た主人公に、「なぜあなたは『私が私が』なの、女は夫を支えて子供を…」なんてセリフを言わせるとは。20巻以上も描いてきて、宿命のライバルとの最後のやり合いでそれ??と。彩香を挫折させることなく持ち上げ続けたストーリーですが、この作者たちが根っこで女性をどう見ているのかが、このセリフに表れてる気がしました。
  • フィフティーン・ラブ

    塀内夏子

    テニスに導いてくれた漫画です
    ネタバレ
    2018年9月15日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 小学生の頃、コミックスを兄が持っていて勝手に読んだらめちゃくちゃハマりました。
    テニスのルールはこれで覚え、部活もテニスを選び、世界のテニスはグラフやエバートがギリ現役、伊達さんや沢松さんも現役、サンプラスが強くヒンギスが頭角を現していた時代でこれまた面白く、どっぷり浸かりました。
    ストーリーはまさにアメリカン・ドリーム(ビリーのフレーズだけど)を主人公ヒロが掴みにいく話。ヒロのテニスへの情熱とまっすぐさ、あと大食いっぷりは本当に気持ちがいい。技術面では絵空事の部分もあるようですが、漫画なんだからアリでしょう。
    この漫画は男性も女性もそれぞれの楽しみ方ができます。まず女性にとって特筆すべきは「イイ男」のパターン勢ぞろいなこと。ヒロはもちろん、クール系、野性系、王子様、素朴な弟、優しい知的系、オトナの兄貴…そして世界一の男。見た目はいいけど勘違いヤローまで完備(笑)。ヒロのお姉さんたちみたいに誰を応援しよう〜!って迷うこと必至です。80年代の漫画なのに古臭さを感じさせないのがすごい!
    男性はテニスシーンはもちろん、ヒロとデビーの友情は羨ましくなるのではないでしょうか。
    またヒロの家族だけじゃなくバクジーの家族も大人数だったり、とにかく登場人物が多いのですが、全員キャラが立っていて作者さんすごいなあと思います。家族とのエピやヒロとデビーのお決まりのケンカと、テニス以外のシーンまで面白く最初から最後までまったく飽きません。
    ふたつだけ不満を言えば、後半あるサブキャラに起こることと、九童が再登場しなかったことでしょうか。サブキャラの件は展開上仕方ないのかな、九童を再登場させてたら終わらなかったのかも…と考えるようにしていますが。
    とにかく、テニス漫画の中ではかなりおすすめです。
  • V・B・ローズ

    日高万里

    画面がうるさいのがちょっと。
    2018年8月20日
    秋吉家シリーズが大好きで学生の頃よく読んでました。
    この作品は途中で読まなくなってしまったのですが、久々に読んでみて色々思い出しました。
    この作者さん、絵はすごく上手いのにページ全体がめちゃめちゃとっ散らかってるんですよね…しかも、作者自らのツッコミを入れるためだったりする。そうじゃないところはすごくきれいなのに。
    以前からその傾向はあったけど、年々ひどくなっていって、そこは読者が楽しむところなんじゃないかなぁとハナにつくようになって離れてしまいました。
    話はしっかり作りこむ人なので無駄がない展開ですけど、それも人の不幸が多かったりするのも気になりだし。
    絵がどんどん幼稚化したせいもあるのか、周りでもほとんどの人が卒業してます。
    才能はすごくある方なので、今でも楽しめたらよかったなぁと残念です。
  • 深夜のダメ恋図鑑

    尾崎衣良

    下品。
    2018年7月13日
    1巻無料で読んで、思いきり少女マンガな絵と中身のギャップが面白いと思って3巻まで買いましたが、落ち着いてから読んでみるとなんか嫌悪感が…。結局同じ穴のムジナでしかないと気がつきました。買ったことを後悔してます。アプリには落としてません。
  • セブンティウイザン

    タイム涼介

    何を伝えたいのか
    ネタバレ
    2018年7月9日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 無料1巻までのレビューです。
    夫65歳、妻70歳。人生の終わりすら見えはじめた夫婦の元に赤ちゃんが生まれる。
    これだけ聞けば微笑ましいマンガとも思える。だけどこの設定だから誰しも気になる点に、この夫婦が何も現実的な準備、いや話し合いもせずに出産を迎えてしまってびっくりした。
    出産直前の赤ちゃんへのビデオ、「あなたと過ごす時間は短い。でもあなたを愛してる。生まれてきてよかった!」いやそうじゃないだろう。気持ちはわかるけど。
    でも天涯孤独になったら、その言葉でご飯は食べられない。
    マンガなんだからそんなかた苦しく考えないでよ、っていうなら100歩譲ることもできるけど、それならこの設定にした理由は何なんだろう?
    美味しいとこだけ取りたかったのだろうか?
    そういう意味で、この作者が何を伝えたいのかすごく気になった。
    それに対する答えが2巻以降にあるのならぜひ読んでみたい。
  • 僕らはみんな死んでいる♪

    きら

    好スタートからの息切れ
    2018年6月23日
    無料版で興味を引かれたので、そのあとネカフェ行ったときに読み通しました。
    全員死んだ設定もさることながら、ラブゲームでカップルになれた2人だけが生き返られるとなれば、どんだけ入り組むものかと思いますが、大して生に執着ないキャラも多く盛り上がりはイマイチ。
    中だるみしてきて、さらにユアンが気づいたっぽいのを見て神様のオチに嫌な予感がし始め、予感的中しそんなんかよ〜と脱力しました。
    ところで、静江が浦沢直樹の名作YAWARA!に出てきた柔ちゃんの大学の友達にそっくりすぎて、読んでる間中彼女にしか見えなかったです。
    いいね
    0件
  • 38歳の恋愛事情

    まつもと史子

    38歳の設定の意味なし
    2018年1月31日
    無料版のみですが、主人公が38歳に設定されてることが全然活かされてないし、やることや考えが幼すぎて38歳に見えません。
    こんな人実際にいたら、相手の年下君狙いなのが社内中知ってるし痛い人扱いだろうな、と思いながら読みました。
  • 後にも先にもキミだけ

    川上ちひろ

    うーん…
    2018年1月27日
    こんな感じの絵のこんな感じのストーリーってよくあるから、何かオリジナリティを狙ったのか知りませんが、浅い。
    他の女と比べて彼女がいいとか。作者、恋愛経験ないの??と思いました。
  • 殿*姫*王子

    宮川匡代

    登場人物に魅力キャラゼロ!
    2017年12月31日
    他のレビューにもありますが、妹や元カレだけじゃなくメイン3人も全然魅力ないです。
    頑張ってるようでいて、自分のことだけ前向きなセリフ言うけど他人に対してはマイナスに捉える。私の一番嫌いなタイプ。
    いい年した人間たちが全員口悪いのもどうなの。
    林檎と蜂蜜も惰性で読み続けてるけど面白くない。宮川匡代の考え方か価値観てものがどうも合わないみたいです。
  • 海街diary

    吉田秋生

    面白いのだけど。
    2017年12月25日
    バナナフィッシュからずっと読んでると物足りないかもしれないけど、派手さだけが作品の面白さだけではないと、むしろ吉田秋生さんの力量は今作で改めて証明されたと思う。
    ただ、最初からあった色んな場面での立ち居振る舞いや物言いの添削のようなコマがかなり増えていて、学べる部分もあるけど?と思う部分もあり、マンガとしての面白さには個人的に邪魔なのでマイナス1です。
    いいね
    0件
  • 罪に濡れたふたり

    北川みゆき

    兄弟なら好きにならない薄い愛なのかで脱落
    ネタバレ
    2017年9月6日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 途中までは興味深く読んでましたが、あまりにも2人が勝手すぎて、ただ思いの外長く続いたので結末を見届けようと読み続けました。が。
    自分たちが自然に反していることに酔いまくってるだけでもイラつくのに、周りが悪いと言いたげで、わりと後半に言い放った「兄弟なら好きにならない薄い愛なのか」みたいな開き直りにはポカーンとしました。作者がテーマにお手上げした……いやせめてそんな幼稚な言い訳を通すなよ……。
    そんでもってラストは偶発の事故に便乗して姿を消すとか。心中するよりけじめのない結末とは、作者無責任すぎる。
    バブリーな絵もいい加減時代遅れだし、これ以降この人の作品は読んでません。
  • ウルトラマニアック

    吉住渉

    ファンタジー……なのか?
    2016年5月18日
    魔女っ子とか魔法とか出てくるけど、それだけでいつもの吉住先生の漫画とほとんど変わらないような……
    ファンタジーならもう少し画に夢のある要素が欲しい。空に浮いてるシーンですら、ただ眼下に風景があるだけで味気なかった。
    リアリティのある絵が売りの吉住先生の意外な限界を見た気がしました。
  • POCHI

    小花美穂

    一作目は超一級品の名作!
    2016年1月9日
    表紙の絵の女の子の方(こっちが2作目)ではなく、サヤカちゃんが主人公の1作目を読んだときの衝撃は忘れられない。恋愛色は薄いが、ストレスやら家族やら友達やら、そしてテーマである「ポチ」を取り巻く事情、それらをすべて読み切りでまとめ上げた小花さん、凄すぎます。こんな話だれが思いつくのだろう?本当に恐ろしいマンガ家さんです。ただ、それだけに2作目は描かないでほしかった。サヤカちゃんがとても残念に描かれてしまっていたので……目の覚めたウェンディとでも言いましょうか……。
  • ママレード・ボーイ

    吉住渉

    懐かしい
    ネタバレ
    2016年1月2日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 世代なので懐かしいです。
    光希って何気にリア充な高校生でしたよね(笑)あんな高校生活憧れました。
    ただ、最後の一家の秘密が遊の早とちりだったというラストは何それ?って感じでした。
    どうも後付けみたいですけど、あれで遊が間抜け君にしか見えなくなり、ミステリアスさも痛いだけになってしまい(笑)
    そこだけが残念かなーという感じです。
    いいね
    0件
  • ifの額縁

    池野恋

    面白かった!
    ネタバレ
    2015年5月13日
    このレビューはネタバレを含みます▼ 私もやはり「ときめき」の続編があると知って購入したクチです。
    しかし、表題の短編がとても面白かった!こういうファンタジックなお話はもはや池野先生の専売特許では(笑)
    そのドアを見つけられた者だけが入れる不思議な画廊。出迎えるのはホストと見まごう美青年たち。そこではふたつの極端な未来を見ることができます。必ずそうなるわけではないけれど、人生の迷いには十分なヒントで、いつしか前向きな気持ちになれる。30代になってまだ10年前とあまり変わらない迷いを抱えた私としては、ここ行きたいと思いました(笑)
    そして「ときめき」ですが、こちらはかなり駆け足気味な印象でした。メインは蘭世と俊なのかな。次に愛良。なるみと鈴世はどうしても影が薄くなりがちですね(^_^;) 蘭世と俊が50代と聞いて引いたそこのアナタ、ご心配無用。絵はアラサーの愛良とあまり変わりません(笑)その後一挙紹介的な感じで、ストーリー性はなかったです。
    個人的には曜子はその場に出してほしかったなあ。蘭世と同じくらい、彼女あっての「ときめき」。結局、蘭世たちの正体を曜子は現在は知らないって流れになってると思うのですが、なるみよりはるかに知るべき存在だと私は思ってるので(笑)夢々とレオンが本当に結婚すれば消された記憶を戻してもらえるのでしょうか。
    しかし、ヤクザの娘が市議会議員になれるのかと(笑)あと、俊はともかく30代の卓がパソコン打つの遅いってのは、今どきないかなあと妙に気になりました。まあ、こういうのはそんな野暮なツッコミをせずに楽しまないとですね。
    池野先生は愛良編から絵のタッチが変わってしまって、個人的には蘭世後半〜なるみ編の絵が好きです。その頃に戻らないかなぁというのが密かな願いです。
    長くなりましたが、まだまだ語りつくせません!でもオススメの一冊です。