誰のために歌手になったか、それしかない





何人ものファンの前に、好きな人1人いる、このことが「遥子」には最も大事。彼の気持ちを得られる前に、間にいろいろな人の様々な思いがある。
ホントに好きな人が居ればそれでいいんだよね、というシンプルな事が、現実にはうまく結ばれない切なさ苦しさ。
私の大好きな別マ時代のくらもち先生のかつての作品のなかでは、メイン二人が結婚してる関係から始まる、少女漫画というより、立ち位置に社会人の大人の都合も混ざり込んでる業界物語。
学校生活は出てこない。十代で結婚してますというマンガの設定は現役高校生が多かったが。
日向サンや麗太クンの存在は余計に簡単に拗れる駒だが、離婚届のシーンは読んでいて、こっちが苦しくて痛い。
この話はそこそこ大きな事務所ということだけども、余りにも同じとこのタレントが溢れ返っていて、その上、マネージャーの人数が規模から言って小さい、という少し現実には考えづらい設定。
けれども、くらもち先生ファンには、不破くんがいてくれれば全て良し。
どんなに華やかな世界で有名になり、立派な数字を出せる存在であっても、好きな人の愛があればいいという、普遍的なストーリー。
遥子サンが好きなのに、そこは少女マンガ、不破クンしか好きでない事を思い知らされて去る男性キャラが、かわいそうーーー

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