このレビューはネタバレを含みます▼
ギムナジウムの少年たちの群像劇。
ウィーン合唱少年団たちみたいに歌を練習したり、勉強したりしてるんだけど、ギムナジウムの子どもたちには闇の任務がある。。
萩尾望都の漫画に通じるものがある。
絵が現代的で綺麗すぎるのが個人的には残念だけど、ストーリーや心理描写が巧みだと思う。
特に唄うことで少年たちがつらい記憶は忘れ、しかし肝心のところは心の片隅に覚えていて生きる糧、人生の軸のようなものになって少年たちは成長していく…という設定が最高。
生きるということ、成長するということは忘れるということなのかもしれない。