このレビューはネタバレを含みます▼
「職員室の秘めごと」のスピンで生徒達のその後のお話。これも好き。
名家のエリート学年一の秀才 辻本と、貧乏子沢山家 長男の苦労人 松嶋の話。毒親に振り回されて頑張る松嶋が健気な素直な子でよくグレなかった(笑)
昭和のドラマにありそうな家庭で、異父兄弟の世話と母親の愚痴を優先し自分は後回しで、やっと自分の事で欲が出たのが辻本への恋心なのに。辻本の重荷になると身を引くのが切ない。タイトルの意味にジーンと来る。でも辻本が男前なんで見捨てるはずないと安心して読めました。二人とも高め合える関係は素敵。もっと先も見たかった。
本編でのキスや追いかけるシーンの補完がすごく嬉しいです。これで本編のボリュームにもなってるし、先生達も立派に二人のアシストしてたのわかって感動。スピンでこういうリンクあるとすごく嬉しいです。これと本編何往復もしてしまうから、本編スピンで一冊になれば言うことなしなんだけどなぁ(笑)
後半のいとこ達10年振りの再会愛のお話は、明暗正反対の二人が実は似た者同士で面白かったです。
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