岡崎に捧ぐ
」のレビュー

岡崎に捧ぐ

山本さほ

懐かしさよりも

ネタバレ
2018年12月10日
このレビューはネタバレを含みます▼ 年代が近いので懐古ネタはそれなりに面白く読めましたが、、なんでしょう。作者目線で、今思えば岡崎さんはネグレクトされていた、と他人事のように書かれていますが、小学生で友達の家に入り浸り、気ままに外泊が許されてゲーム三昧、部屋に転がっている人んちの食べ物を食い漁る山本さんも....。クラスメイトのキレ顔をバカにして真似して笑いをとるとか、ゲームのためだけに仲良くない子の家に上がりこんでやっぱ仲良くなれないわ、みたいな事を平気でする、あぁそういう不躾でデリカシーのない調子者もいたなぁって思いました。
90年代ネタや子供時代の独特の世界観が懐かしいなどというノスタルジーよりも、放置子たちの狂宴を終始引きながら見てしまいました。苦々しかったので再読はナシ。
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