おもしろい





2018年12月17日
あくまでフィクションでありながら、実際にあった昭和の大事件である“三億円事件”までストーリーに絡んでいる本作。三億円事件自体はテレビ等で見聞きして、昔そういう事件があったという事を知っている程度の知識しかなかったので、本作を読みながら軽くウィキペディアで調べたりしましたが、本作の内容が実は本当にあった事ですよと言われたら信じてしまいそうになるぐらいリアリティーのあるストーリーだなと感じました。作中にムダな話や余計な登場人物は一切なく、終盤の怒涛の伏線回収には呆気に取られながらもページをめくる手が止められなくなりました。現在では廃止された殺人事件の時効のタイムリミットというのも、ハラハラドキドキのストーリー展開へともり立てていたと思います。

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アベ さん
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