このレビューはネタバレを含みます▼
槇さんの作品は「みずのいろ。」も良かったですが、これも良かった!
こっちの方がより好きです。
恋人の裏切りで借金を背負った主人公・諒一が、たまたまたどり着いた見知らぬ土地の一軒茶屋。
不器用で中学生のような単純な発想をする諒一と、何か訳ありげなイケメン店主・蓮が、お互いがお互いに違う意味で癒され必要な存在になっていくのが良いです。
最初は2人の言動に、ん?と思うところもあるのですが、過去の経緯を知ると納得。
ただの恋愛じゃなくて、連帯保証人やゲイの置かれる立場と蓮の出自の立場が絡み合って、深みを出してるのが良かったです。
またタイトルがいい。
「きみにあげる。」ですよ。くー、堪りません。(←最後まで読んで実感)。
エロはサラッとしてます。ストーリー重視系の方に。
総211ページ。読み放題対象。