このレビューはネタバレを含みます▼
懐かしすぎる。そして、約30年前に読んだきりなのに、読み直さなくとも細部までしっかり覚えています。子どもの頃の記憶ってすごすぎる…。本当は全部読み直したいけど、とりあえず今は最終巻のみ購読しました。
両思いになって終了が多い作品の中、第2部というタイトルで続編が出て、結果全9巻になったんだよね。
第1部は未央と親友彩が同じ人を好きになる恋模様が描かれています。相手の一哉は映画にしか興味がない男。未央の片思いから告白しても振られ、なかなかうまくいかない恋模様をせつなく描かれています。
6巻からが第2部ですね。第2部では両思いになったのに遠恋になり、一哉のライバルが出てきたりしてハラハラします。私は断然第2部派です。第1部は恋心メインに描いていますが、第2部は、ある思惑を持った男が未央に近づく意味の謎解きや、アメリカに会いに行った時のお泊りドキドキ、お別れ涙、再開ハグ、女優のライバル登場に、婚約者候補登場と目が離せなかった!更に一哉のポーカーフェイスがどんどん崩れる!これがたまらない。未央がだいじって堂々と言えたり、ヤキモチやいたりする一哉が見られるなんて第1部からは想像もできなかった。一哉最高!
吉住渉さんとしては、未央と収が付き合い始めた時、もうこのままずっとこの2人のカップルで描いていこうかと思ったそうです。ところが一哉がひどい男だという内容のファンレターが殺到しさすがに一哉がかわいそうになり、やはり一哉と未央のカップルをなんとしてもつくらなければと思ったとか…確か昔、単行本の作者さんのページで読みました。
個人的には未央&収のラブラブ幸せカップルで終わっても良かった気もしますが、それだったら第2部はなかったですね。こんなに一哉が未央にラブで崩壊していくなら最終的には未央&一哉でよかったと思います。
久しぶりに読んだら、細かいところを見る余裕があって、晃平がもっているぬいぐるみは「天使なんかじゃない」のスドーザウルスだった。確か矢沢あいさんと吉住渉さんは連載当時お互いの家に泊まりに行くぐらいの親交があったはず。りぼん本誌のおまけページとかでエピソードを読んだのも思い出しました。
ママレードボーイ・littleがでたなら、ハンサムな彼女の20〜30年後がみた〜い!タイトルはなんだろう?ハンサムな…家族? んー、なんかもうちょっといいタイトルがありそう。