きみに捧げるラブレター
」のレビュー

きみに捧げるラブレター

スーザン・ブロックマン/仁嶋いずる

小説家が小説家を描く

ネタバレ
2019年1月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 純粋に良いです。誰が悪いわけでもなく、ただタイミングだっただけでまさしくロマンスなんでしょうなーと思いました。ユニークなのは小説家という設定でした。姉の顔だけ借りた男性のロマンス作家です。彼はよくある強い男ではないのですが、ヒーローの描くヒーローと会話しながら悩みなんかが表現されていきます。間接的に読者にも語りかけてるところも良いですし、小説の書き方をヒロインに指南しているあたりもかなり現実的で良かったです。
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