あとがきに答えが





2019年1月8日
幻想的な表紙絵に惹き込まれ、思わず購入してしまいました。2人の表情が物語っている通り、お互いを想う深い愛情と切なさがぎっしり詰まった作品です。全ての罪をひとりで背負い耐えてきた章介の愛情が悲しくてそして2人の距離感が辛かった。主人公は恵多ですが、章介の一途な健気さや執着を描いた作品だと思います。恵多の心を守るため真実を隠し通した章介にもどかしさはありますが、大切な人を守るためなら誰もがこうするしかないのではないでしょうか。幻想的な表紙絵に反して内容は現実的だと思いました。これからも幸せを感じるたびにつきまとう後悔や苦しみ。最後まで読むと表紙絵の2人の表情がまた違うものに見えてきます。

いいねしたユーザ5人