紫丁香夜想曲
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紫丁香夜想曲

さいとうちほ

一作目

ネタバレ
2019年1月13日
このレビューはネタバレを含みます▼ もうひとりの「こと」。余命わずかな将臣との切ない女性の話は涙,涙でした。
この話はフィクションだけど,戦時下や満州国に限らず,家の都合で売られ,使用人,下僕として名前を捨ててまで生きなければいけない境遇は,きっと今の時代も世界のあちこちであるんだろうと思うと,自分の今をとても幸せに思います。
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