このレビューはネタバレを含みます▼
期間限定の無料分(2巻まで)だけ読んだ上での感想です。
有名な作品なのでネタバレも何も…とは思いますが、一応以下ネタバレを思いっきり入れるので、気をつけてください。
レミゼは読むどころか、映画とかも見たことがないので一度くらい読んどくかーと軽い気持ちで無料分だけ読んでみました。
1巻はよく知ってる話でした。これレミゼだったのかという驚き。
寝るところがない泥棒が司教を頼って一晩泊めてもらうも、その司教の持っている銀食器を盗んで出て行く。が、すぐに捕まって司教の前に連れてこられた時、司教が「それはあげたものだし、早くに出て行ったのでこれをお忘れですよ」と銀の燭台を渡す。
っていう、たぶんここだけ知ってる人けっこういるのでは?と思います。
1巻の内容は上記の場面がメインです。
2巻は別の人物視点になります。
ストーリーはそもそも名作ですので言うまでもなく面白い。
でも何より絵と構成、人物の描写が素晴らしいです。
今は「闇堕ち」なんて軽い言葉に置き換えられてしまいそうですが、社会や全く関わりのない相手も恨む気持ちが蓄積され、増幅されていく様子が丁寧に、丹念に描かれていて、その重さキツさは一見クドくも見えるかもしれませんが、社会に深い恨みを抱き続けるというのはもっともっと描いてもいいくらい根深いものだと思います。それをしっかり描いてあるので、続きを読もうと思いました。
では、課金してきますw