このレビューはネタバレを含みます▼
継母に嫌われた 王女シンシアは天の神への生け贄として一生幽閉される日が近づいていました。そんな時に現れた幼馴染みで友好国の王子 青銀の髪、深い紫の瞳のレナードに純潔を奪われます。レナードは生け贄の儀式の途中でその事を告白し、シンシアを妻にめとることで責任を取ると自国へ連れ去ってしまいます。政略結婚で愛情はないと理解していたシンシアでしたが優しいレナードに戸惑います。結構快活な実母を持つのに、シンシア自身は大人しい性格で、それは実母が亡くなってから、何もかもを諦めていたからでしょうか。妹にねだられたものは何でも譲っていたシンシアでしたが、レナードが欲しいと言われ、自分の気持ちに気がつきます。様々な妨害に合いながらも夫婦となり、やっと自分の気持ちに素直になった二人。喜びを爆発させたレナードに、どれだけシンシアを思っていたのかが窺え、胸キュンでした。
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