only you,only
」のレビュー

only you,only

麻生ミツ晃

唯一の存在に

ネタバレ
2019年1月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ とっても複雑な心の動きを繊細に描いた作品だと感じました。会社の上司と部下という関係から始まる真木と須藤。お互いへの感情について双方の立場からモノローグが入るので、全編を通してその紆余曲折が良く理解できました。立場や思考の異なる二人がそれぞれを唯一の存在と認めるまでの過程。正直に言うと途中は読み続けるのが苦しくなる思いでしたが、頑張って最後まで読んで良かったなぁとしみじみ。描き下ろしの「或る休日」でやっとホッとできました。
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