このレビューはネタバレを含みます▼
奥さんが旦那に黙って食事に妖怪を盛っていたことが軽いノリで書かれてるけど、これ大変やばい行為。ヴィーガンの人に偽って肉を食べさせたり、ムスリムに豚やアルコールを偽って摂取させるような、宗教や思想信条のタブーを侵すおそれがある。あるいは不穏な目的で媚薬や睡眠薬を盛る行為。またあるいは、アレルギーを起こすかもしれない食べ物を黙って提供する行為。食にかかわる危険性や禁忌を軽視した作品を、世に出して良いかどうかよく考えてないんだろうな。作者と出版社の頭の悪さを感じる。