くらくら淫魔
」のレビュー

くらくら淫魔

緒川千世

かる〜く読めるアホエロ

ネタバレ
2019年2月3日
このレビューはネタバレを含みます▼ 突然しっぽが生えてきた!からの、「オレ死んじゃうんだ…」と病気と思い込んで、ほたほた大粒涙をこぼして泣いて騒いで笑ってと、褐色肌のアホい受けをひたすら〝かわいいよおお!!〟と愛でる漫画です。しっぽが周囲のオスへとちょっかいかけてイタズラしちゃうので、本命と出会って速攻エロエロパートに突入します。むしろ話がはやくて助かる。こういう理屈の通じそうにない受と攻がくっつくにはこうでなきゃな、という、読者にやさしい展開。攻めはモデルの後輩で「アンタもうほんと…」と巻き込まれる不憫ぶりに、あっかわいそう、と思ってしまう。えっ死なないやったーと喜ぶアホかわいい受と心情描写のない攻が、これからどうなるのか続きが楽しみです

……しかしですね、緒川さんは鬱展開がはじまると容赦ない筆致で人間の底の底まで描く作家さんなんで、続きはどうなるんでしょうね。このライトな読み心地、とても好きなので、ひたすらハッピーでアホエロな、不憫攻におつかれ!と声かけたくなるような感じでおねがいしたいです
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