玉響
」のレビュー

玉響

ゆき林檎

余韻まで楽しめる作品

ネタバレ
2019年2月4日
このレビューはネタバレを含みます▼ 同性愛への偏見、家を継ぐ重責など、この時代ならではの設定がストーリーに活かされていて、切ないです。
タイトルの「玉響」は万葉集の歌、学生時代の幸せなひと時、思い出のビー玉と様々な表現を含んでいて、一つ一つの描写が詩のように美しいです。
エピローグから垣間見える二人の人生が、すてきな余韻を残してくれます。
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