絶頂ポルノスター
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絶頂ポルノスター

東野裕

ゲイビ男優のトップ同士

ネタバレ
2019年2月7日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作ほかスピンオフ収録。攻めをトップ、受けをボトムと呼ぶのは他の作品では見たことなくて新鮮。面白かったけどどちらもラストがさらっとで、過程に比べて盛り上がりに欠けたのがちょっと残念。全体通してかなりエロ多めです。
「絶頂ポルノスター」
帝王と呼ばれるトップ男優・正宗×新人ながらボトムトップのタツキ。タツキの過去がひどい…。その過去をまだ完全には克服できていない感じなので、もう少しスポット当てて救済が欲しかったです。もっと正宗の執着を感じたかったし、あと1話あってもいいような終わり方だったのでちょっと物足りなさもありつつ、タツキの憎めないキャラが可愛くてそれなりに楽しく読了。同じボトムすら虜にしちゃう無自覚フェロモンが最強!無理矢理や3Pありなので苦手な方はご注意を。
「煩悩ポルノスター」
前作で3Pに絡んできた僧侶男優・道元×義理の兄・道貴のスピンオフ。拗れに拗れて7年振りとは遠回りしたなあ。義兄への想いを断ち切れず出家するも、トラブルばかりで謹慎中にゲイビ男優をしている道元。煩悩まみれで成長なさすぎるけど、道貴の清廉な色気にやられて理性を保てない様は好きな展開。ずっと好きだった相手の本心を知り…のところがもっと盛り上がったらさらによかった。もう一生離してもらえなさそうだけど幸せそうでなにより。
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