このレビューはネタバレを含みます▼
ファンタジーというか、悪徳宗教というか。全体的に茫洋としている印象で引き込まれる事もないままに終わってしまいました。好きな作者さんだったので残念です。ファンタジーなのにヒーローとヒロインに華も夢も、ソーニャらしい悲哀もないというか。。生け贄として捧げられる為に幼い頃より何の知識も与えられないまま隠里の村で育ったヒロイン。実は腐敗した権力者の慰み者にするのが目的で生け贄の伝説は体の良い隠れ蓑。嵐で帰路を阻まれ隠里に偶然辿り着いたヒーローら一行がそれらの陰謀に気付きサックっと助ける、そんなお話しでした。ピュアで羞恥心すら持たないヒロインはベッドでの振る舞いも子供のようでした。