ifの悲劇
」のレビュー

ifの悲劇

浦賀和宏

サクッと読める

2019年2月23日
物語Aと物語Bを交互に読み進めていくというスタイル。さほど長くはなく、サクッと読めました。パラレルワールドを扱ったミステリという事ですが、パラレルワールドは本来交わる事がないものだと思うので、最後まで読んだ結果「厳密にはパラレルワールドと言い切れないのでは?」と感じた部分は少なからずありました。が、ただ単に“ミステリ物”と思えば「完璧に騙されたな」と、その一言に尽きます。人によって評価が極端に分かれそうな感じはあるので、気軽な気分で読むのがいいかと思います。ただし、作品のキーポイントとして『近親カン』が扱われていますので、その点は少し注意が必要です。
いいねしたユーザ1人
レビューをシェアしよう!