欲望と純潔のオマージュ
」のレビュー

欲望と純潔のオマージュ

華藤えれな

美しい物語

ネタバレ
2019年2月27日
このレビューはネタバレを含みます▼ 舞台は 大好きな京都と 憧れのプラハ
天才で美しい自信あふれる留学生と 控えめで隠れ美青年で薄幸な主人公
凄く良かった~感動しました
読み終えて 一番残念に思ったのは イラストが無かった事 普段は文章だけでいいと思っているのですが...表紙がとてもよくて、しかも文庫本にはイラスト入りと知り もうこれは見てみたいと 思ってしまいました。華藤先生の物語は 情景がとても美しく描かれていて それも大きな魅力の一つだと思います
主人公は 事件が起こらず一緒にプラハに行っていたら どうなっていたのだろうか?主人公は一途にカレルを想っていたけれど カレルは自分の気持ちはまだはっきりせずに モデルとしてどうしても欲しい存在で すべては作品の為
主人公は母のことがあるし モデルとして愛されているだけと気づき このへんからやっぱりうまくいかなくなるのでは...
主人公は何度も死にそうな目にあい カレルは 憎しみで何年も苦しんだ挙句 莫大な治療費も負担して 二人の愛の成就と作品のために ものすごい代価が必要だったのですね~(即物的ですみません 治療費が気になってしまって)
星5つじゃ足りないけれど イラストがぜひみたくて マイナス1 電子版にぜひイラストを入れてください!!!
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