絶望少女漫画家~右腕アシスタントの黒い洗脳~
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絶望少女漫画家~右腕アシスタントの黒い洗脳~

池田ユキオ

面白かった……!

ネタバレ
2019年3月1日
このレビューはネタバレを含みます▼ ドロドロしてるだけかなぁと思ってスルーしていましたが、レビューの「ハッピーエンド」「泣いた」を信じて1巻購入、そのまま2巻購入! すっごく良かった……!! このタイトル、表紙からは想像できない友情モノでした。

この作者様の女の友情ものホントにいいんですよ……!! キャバものも女同士の戦いに見せかけた熱い友情ものでしたが、こちらも全力のぶつかりあいからの女の友情。途中「洗脳」を思わせる陰険な場面もあるのですが、ヤンキーもので血まみれで殴りあった子たちが最後相互理解するように、こちらもやりあいながらもしっかり相互理解します。

ラストは泣きました。ヒロインがムカつくという意見も多かったですが、彼女もしっかりひとりで立つようになります。最後の「取り上げられるまで~」の台詞は忘れられそうにありません。

まだ未読の本もありますが、この方の根底にあるのは「女の友情」なんじゃないかなって思います。(だいたい最後、ヒロインは誇りを持って仕事に生き、傍らには戦友たる親友、男は……クズか、善人ならFO……)
その中で「あるある」を埋め込むのが非常にうまいから、ゲスなドロドロものもうまく見せられるのではないでしょうか。やばい、本当に嵌ってる(笑)
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