コぺルニクスの呼吸
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コぺルニクスの呼吸

中村明日美子

銀河のサーカス

2009年1月16日
満天の星空の下、歓喜と熱狂の渦の中、サーカスが繰り広げられる。

少年トリノスはサーカスに、天使に、自分に、囚われている。
囚われたまま、何からも抜け出すことをせず、半ば諦めたように自堕落な日々を繰り返す。

そして唯一の救いでもあるかのように、一編の詩ような日記を暗唱している。

サーカスの熱狂に皆が巻き込まれ、トリノスはさらに深みにはまっていく…。


実は、結構エログロな表現もあるので、R15指定にしたいところ。
けれども私はこの作品は、夜空の星のように輝いて見える素晴らしい物語だと思っています。
この作品で中村さまにはまったほど。

『同級生』とはイメージが全く違うので、購入の際は要注意を!!
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