レビュー
今月(4月1日~4月30日)
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シーモア島


投稿レビュー
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途中からぼろぼろ泣いてしまった。2014年2月6日ジェンダーについて考えるより、心と体が反応する。
無骨さとナイーブさが入り混じる彼ら。
きらめく季節を、青春時代を、一瞬に閉じ込めたような美しい作品。いいね
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「赤き月刺の契り」2011年11月27日「調教浪漫 阿修羅なエロス」…間違いではないですが、作品のイメージは「赤き月刺の契り」の方がぴったりな気がします。
剣士から医師になったシャコウと「月刺」のように刃こぼれしない刀を求め人を斬り続けるサクが出会う…。ふたりが今のような道にいるのは、それぞれに事情があり、お互いに理解し合うことで、新しい道を歩もうとする…。
そんな軽いノリとかテーマじゃなかった…みたいな。自分自身の勘違いと言えば勘違いなのですが…f(^^;
とはいえ、出会ったばかりのシャコウがサクをムリヤリ…な場面があったり、サクを拾ったトウゼツがサクにご無体なお仕置き…だったり。あ、シャコウが剣士だった頃の、殿とシャコウの関係がまたすごく好みすごく良い…とかエロももちろん魅力的(笑)
時代モノで剣士モノだけど、読みやすかったし面白かったです -
セイ17歳の物語。2011年11月15日先のレビューにもあるように「ホワイトガーディアン」の続編です。むしろスピンオフというべきか…。
皇子リンスと従者セイが出会う前の、トウリとセイが出会うお話し。
リンスとセイの事がとても好きだったので、トウリって邪魔者…(笑)と思っていましたが、今じゃむしろ純真無垢な顔をしてトウリからセイを奪った小悪魔リンス…とか思っていたりして(笑)。
ま、最初にむしろ仕掛けたのはセイだったりもしましたが(^-^;
「ホワイト…」はに中世の戦乱の中で乱れまくる愛憎(エロ)…的な(笑)。本作品はどちらかというと恋愛主体の中世時代ものって感じです。
わたしは物語もエロも厚みがある「ホワイト…」の方が断然好みです。ただ、恋愛モノが好きな方ならこちらの方がむしろ楽しめるのかな…とも思います。
あと、本作は(本作も笑)完結っぽくない終わり方なので、まだこのシリーズは続くような気がしています。楽しみにしています
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ぼくと夫婦になろう2011年6月18日悩める年頃、不埒な年頃。
恋せよ、男子!戸惑う心と走る体は青い春!!な学園文化祭ラブコメ(笑)。
夫婦漫才と女装演劇をテーマに(?)物語が展開します。
「今夜雨は降らない」とかシリアス系な作品を読んでいたので、本作品とのギャップをやや感じましたが、これはまた作者さまの新たな一面という感じでとても楽しめました♪
まわりを気にしないで突っ走る浅沼は、髪型も気にしてない感じ(笑)。それがまた格好良い(笑)!対して、八木橋は可愛い(笑)。浅沼の腕の中で、とろけて、さらに可愛いコちゃんになる様子はホントたまりません…
ギャグテイストではっちゃけているようでありながらも、シーンが変われば、しっとりした空気を醸し出せるのはさすが作者さま広川さまです
今後の配信作品も楽しみです -
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伯爵D、日本へ。2011年5月10日あれからどれだけの時間が経ったのか、そもそも、あれは別の次元の物語だったのか…。
舞台はNYから日本。新宿歌舞伎町へ。
「新ペットショップ オブ ホラーズ」
最初の物語はもうどうにもやりきれなかった…。ともあれ、ゾッとさせるのは、さすがです。「歌舞伎町のチャイナタウンに、ペットショップ」を印象付けるには、なんとも的確なプロローグでした。
2つめの物語。伯爵Dの優しさと怖さ、あどけなさと妖しさ、漂う色気と魅力…を再確認。何より、現代の日本が舞台となっても、美しく幻想的な世界観を堪能出来ることに、安心しました。
作者がストーリーテラーではなく、本当に伯爵Dがストーリーテラーとして、物語を紡いでいるよう…。やはり惹き込まれずにはいられませんでした。
現在、2つめの物語まで配信中。今後の配信作品も大変に期待しています -
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あなたを網羅したい。2011年4月22日さすが、「クラフト」に掲載されていた作品。物語重視ですね。
魅力的な作品はエロがなくとも(笑)、魅力的…!!
無料立読で、とにかく絵が気に入ったのと、とにかくオシャレ感のない始まり方をされたのが気になって(笑)、ダウンロード。パックにしとけば良かった(笑)!
リョウイチとレン、猫とレン、リツとレン、トウキとレン。常に、一対一。
一見、天然で天真爛漫なリョウイチが主人公だけど、実は、レンを中心に物語が展開。風変わりな青年に見えていた、レンの心はどこに…。
暴力的なクセして、かなり甘ったれなトウキ…、かなり好みでした…(笑)!!
物語は…、あまり知らない方が、展開の意外性なども楽しめるので、この辺で -
淫らに咲いて2011年4月10日前半3編が古代中国、後半2編が現代日本。
中国編は美しく妖艶さ、淫らさが漂うのに対し、日本編は軽いノリでギャグテイスト、な短編集。
「利火羅」
大陸のある地域のある小さな部族の美しい顔と体を持つ男リカラ。王の慰みものになるも、強く高潔な心を失わず、妾腹の息子セイテンにその強い心をぶつけ、熱い体を与える…。
セイテンが恋心に目覚めたと思ったらいろんな意味で突っ走っていく!凄い勢い(笑)!!
「牢獄に咲く花」
黒髪の美しい上司セイジョウに密かに想いを寄せる裁判官ハクト。牢獄にいる罪人ドウコクにその想いを知られてしまい、黙っているから、と体を触れられて…。
鉄格子を挟んで、日を追うごとに淫らに乱されるハクト…。なんてシュチュエーション…、たまらないわ(笑)
「未練」
王のために、家臣としてそばにいたい。一人の男として、そばにいたい…。
まるで中国の古典のように、幻想的で美しい物語。
「セミWベッド」
部活のキャプテンと後輩。社会人になって同棲するも、エッチしようとするたび、邪魔が入る…。
焦れったさを楽しんで(笑)!!
「タッチアウト!」
いくつもの会社を経営する社長シノブと社長に一目惚れした高校生タマキ。アルバイト募集中と知り、タマキはシノブの家でアルバイトすることに…。
すぐ赤くなるタマキが可愛いそんなタマキをみて少し赤くなってる社長も可愛い
「牢獄に咲く花」や他数編に、☆5つ。
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浅い眠りに、森の声。2011年4月9日荒廃し何かが欠けてしまった町には、心の欠けてしまった白い髪の少年ロク。
オアシスのように美しい緑の場には、赤い肉食獣のように美しいマツリ。
ロクは恐れながらもマツリに近づき、マツリはロクに近づく。
ただ、マツリは下心があった。種子をロクに飲ませ、研究者のハナダと種子の成長(ロク)を観察するということ。
かつてマツリがハナダの研究対象であったように…。
近未来ファンタジー。でもミステリアス、そしてちょっとBL風味?
「生きる理由は小さな理由一つでいい」そう思わせる作品ながらも、最初から最後まで、幻想的な世界の中に漂うようでした。
また、モノクロの画像を見ていても、くすんだ色の世界と鮮明な色の世界が交互に見えるてくるようでした。
マツリやハナダの物語やその後など、もっと読んでみたいです。スピンオフ的な作品があったらいいのにな、と思いました。 -
異端者としての、生。2011年3月8日江戸川乱歩か横溝正史の世界観を漫画にしたら、きっとこんな世界。
でも乱歩でも横溝でもない、作者自身の官能の世界…。
少年は、マントの男に足を触られたことによって、はじめて官能を知ります。
わたしは、彼らを通して、濃密な濃密な官能をみせつけられました。
絵はクセがあるように感じましたが、読み進めるうち、「この作品にはこの絵じゃないとダメだ!魅力が半減どころか激減する!」とすぐに気がつきました。あくまでも個人的な意見ですが…。
絵や物語や時代背景など、もろもろを含め、こういった作品が読めることにも感激しました。
それはもう大変に面白かったです。
わたしにとっては★は5つ以上です。
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カマ職人、マカ(笑)。2011年1月30日アニメから知った作品。イラストと世界観がとくにかく独創的で魅力的!!
アニメは原作のイメージを忠実に再現した作品なんですねどちらも最高に素晴らしいです!!!
マンガでは初期はコミカルなテンポで、ほんのちょっぴりエッチなサービスショットもあったり。や、エッチは期待するほどではないですよ(笑)。
配信も、進めば進むほど、シリアスさが増すはずです。アニメもマンガも、見ながら読みながら、感激で、いつの間にか泣いている作品です…!!
そんな魅力的な作品のあらすじはシーモアさんのみどころにお任せして(笑)、余談ですが、作品のキャラの名前、風貌(スタイル)、ちょっとしたセリフ…などから作者さまの音楽の趣味や嗜好もわかったりして、趣味が似てるなと感じたりもしました。こっそり親近感もわいてます
90年後半くらいからの洋楽ロックを知っている方は配信分でピンとくるかもです☆
「魂の共鳴」
祈りのような願いのような、戦いのことば。格好良すぎです。女の子が、これだけ格好良い作品って、実はあまりないですね。
同性の一個人として、嬉しくもなります。
私の魂が、作品に共鳴するほど大好きです。 -
ただ一人のために2011年1月11日タイトル毎の短編で、13話全て、李悠と旦那さまのシリーズ。
「翡翠のためいき」を先に読まれると李悠の生い立ちも詳しくあります。他「聖夜の紳士協定」もあります。
「薔薇窓の下」などの表題作品がおさめられた、美しいタイトルの美しい短編集。
甘野さまは、美しい絵を描かれるのですが、この作品では格段に繊細さと艶感が増しています…!!拝読しつつ、たびたびその美しさに見惚れました…!!
また物語も、相変わらずコミカルさを交えながら、かなり艶っぽさが増しています。李悠が積極的になったこと、旦那さまがさらに懐深くなったことも、理由の一つかもしれません…。
絵と物語、東洋と西洋の混じりあった世界観…。花が香るように漂う美しさに、うっとりしました…
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眠れる木の下の吸血鬼2011年1月10日「吸血=エロ」の図式があります。こちらの作品は胸キュン…くらいですね、残念なことに(笑)。
そう、吸血鬼設定、なくても問題なさそうなお話しだな~というくらい、吸血シーンがありません(笑)。どちらかといえば、吸血より永遠の命の方に着目でしょうか…?…(^^ゞ
物語はコミカル風で、吸血鬼くんと大学生とその教授の三角関係恋愛モノ。
あと、教授のスピンオフ的なお話しもあるけど、どうやら本編。
チュー止まりで、エッチはなし。BLの濃さが苦手とか、BL初心者さまにオススメです。恋に振り回されつつ、悩む彼ら。そんな姿も「可愛いなぁ…」とほほえましさを感じながら読める作品でした
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恋って、こういうこと2011年1月4日広川さまの作品ならば、無条件でパックです。
①「必然の神様」
アパレル業界のエイジとリーマンのコンノ。かたや遊び人風、かたや真面目。
②「若造アート魂」
アート専門学校の学生。かたや天才肌、かたや努力人。
③「図書室へようこそ」
高校の先輩と後輩。かたや秀才、かたや力持ち(笑)。
①→③の順に、シリアス→ギャグ(?)になります。シリアス度の高い②「アート魂」はホロッと①「必然の神様」はボロボロッと泣いちゃいました。
登場人物の高揚感や不安定な心の揺れがストレートに伝わり、こちらの気持ちも揺らし、その瞬間にホロリとさせられます。
3作品とも全くタイプの違う作品、タイプの違う人物の組み合わせです。でも、どの作品の人物からも、「好きな相手に近づきたい」と、様々なカタチや心情で表現された、ささやかなようで、強い願いを感じました。
相手に対するひたむきな想いがストレートに伝わります。見守りたい心境にさせられました。
ちなみに、③「図書室」のキラキラな先輩には、わたしも一目でハートを射抜かれました(笑)。
今回、エロは全編、ほぼなしです(笑)。ただ、イラストやキャラから漂う魅力がエロさを感じて、ドキドキします。
そんなエロさも大変に大好きです -
切・ナ・苦・シ・イ2010年12月31日覗き、覗かれる。
アパートの隣同士、男女で。
女の子のえみるはヘンタイだし気色悪いし、正直、メインキャラなのに全く魅力的に見えなかった。絵はとても上手いけど。
一方、男の子の城戸くんは欲望に素直で、覗かれつつも、エッチな行為におよびまくっていて、人間臭くて好感度も高かった。
エッチもの?ホラーもの?サスペンスもの?他にはない、気色悪さ、奇妙な展開が意外にかなり気に入ってて、気づくとちょいちょい読んでいました。
現在、60話までの配信分、全て読みました。40話くらいからは、パックにしてました。相変わらず、えみるはヘンタイだし、城戸くんはエッチだけど、切なさ、優しさ、苦しさに、泣いちゃうことも度々あって…。
不思議なことに、いつの間にか、すごく純粋な「恋愛もの」に見えていました。
えみるは城戸を覗いて、城戸はえみるに覗かれて、お互いがお互いに、人としての、本質を見出だそうとしているように見えました。
なんなんだろう。一言で言えない。でも、男の子にも女の子にも、えみると城戸からの(作者からの)、メッセージが伝わったらいいな、と思いました。 -
最っ高!!2010年12月31日オオカミシリーズもシェリーシリーズ(?)も最高
「オオカミの血族」
「子連れオオカミ」の子どもたちが大人になって恋をする物語。血族なだけに、パパたちと同じような道を辿るあっくん…。
またちびっこが登場しますが、やはりまた可愛く描かれています。
「シェリーシリーズ」
(スイーティ/グローリア)
税理士のつまらない男が、見るからにとっぽい男の懐中時計時計を拾う。ついていくと、男はバーのママをしていた…。
物語のキーパーソン、シェリーという名の子役タレントも、可愛く描かれています。
何度も言ってますが、子ども、可愛いです。でも、大人も可愛いのです。子どもにも大人にも、可愛らしさ、ワガママさ、狡さ……などがあるけど、その感情や表現方法のかき分け方に、作家さまの力量をとても感じます。上から目線みたいな感想ですいません。。。
イラストの美しさはもちろん、物語そのもの面白さ(日常のようで意外性がある)、会話や行為の一つ一つも、また魅力的でした。
エロはあんまりないけど(?)、子どもと対比させていることで、普通以上にエロさを見せつけさせられる気がしました。
登場人物たちの色気もまぁ、かなりありますけれどね…(笑)!!
パックでオススメです!! -
わん→にゃん→……2010年12月11日「オオカミの血族」というタイトルの格好良さから読みたくなり、でもどうやら続編。ではまず本編を…。と。
こちら本編の「子連れオオカミ」。タイトルのビミョーなダサさから、以前、ダウンロードしなかったことを思い出しました(笑)。
食わず嫌いはイカン、と無料立ち読み。
キャラが格好良いし、なんだかちびっこも可愛い予告のヒトコマがエロそう(笑)→で、ダウンロード(笑)。
絵もかなり魅力的だし、どの作品も会話や感情表現が魅力的ですが、特に「ララルー」では遊びなれた二人の言葉のやりとりやその雰囲気は最高でした。意外にニブイとこも可愛い
作家さま自身の、「人生経験が豊富そう…」「鋭い観察力と表現力をお持ちかも…」と思わせるリアルさが、どの作品にもありました。
キャラそれぞれの、様々に移り変わる心情…。それを自然にサラリと描いてみせてる辺りに、格好良さを感じました。
あ、期待以上に絵もエロも、綺麗で、エロかったです(笑)
「オオカミの血族」楽しみに読んでみます -
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泣けました。2010年9月28日好きなBL小説の表紙絵で高橋悠さまを知り、初めて読みました。
表題作、ホロリと泣いてしまいました…。
こういう優しさのある物語に弱いです。
前半はちびっこの可愛いらしさと、好きな相手へのドキドキ感…を楽しんでいましたが、後半はシリアスな展開にハラハラしました。
「人魚姫の海」はかなりシリアス。
過去の事件からトラウマにとらわれている1人の若い刑事。年上の刑事とはベッドと職場と、心のパートナー…。短い物語ながらも魅力的な作品です。
ラストのヒトコマ!!このヒトコマのために、お話しがあったと言われても不思議はないです。
「永遠の蝉」はファンタジックでちょっとギャグあり☆
古代中国から美しい青年が甦り、情事のあと息絶えたシモトの体に入り込んでしまう。何も知らないヤナセはシモトの突然の奇行に驚き…。
可愛いオチありの作品(笑)。シモト目線の過去や学生時代のスピンオフがあったらぜひ読みたいです。
どの作品もエロより物語を楽しく楽しみたい方にオススメです。
絵柄もとてもきれいでキャラも1人1人がとても魅力的でした -
エロ&クロ(黒)。2010年9月5日タイトル毎の短編集。
どの作品のメンズも、ガタイがよくって男前なのに、可愛いくてキュンとさせられます
私自身は筋肉筋肉している絵柄はあまり好みではないのですが、キサラさまの描くメンズにはめちゃ色気を感じます
前配信作品「暴走カレシ」よりSM度がかなりUPしてて、かなりキュンキュンですが…、緊縛や接合的な部分は黒枠で切られてました…
それでもなおエロかったけど(笑)。はい(笑)。どの作品もエロでコミカルで楽しめました
ラストの兄弟愛モノはさすがにシリアスかと思えばちゃんとオチもあって(笑)!!
表題作はもちろん、すべての作品がオススメ作品です
黒さが残念で★4つかな。 -
菜々子嬢、エロ(笑)!2010年9月4日コミックバンチに掲載されていたのね!
楠さまは少女漫画誌に掲載されていた頃に読んでいて、独特の雰囲気が大好きで作品中の歌を暗唱したりもしてました。
楠さまのラブコメ作品も大好きです。
ラブコメ系では、この作品はダントツ一番大好きだと思います!!
まだ4話の配信で「作品紹介」と同じところまでしか展開していませんが、それでも恋の前では何にも敵わない3人を素晴らしく面白く描いています
恋の前に、相手を求めて豹変する3人(1+2人?!)に笑えます。
エッチなサービスシーン(笑)もあります。
これからの展開を想像するのも楽しいです
楠さまの作品は男女問わず楽しめますが、この作品もしっかり楽しめそうな予感がします… -
BL×SF2010年8月29日SF作品として大変面白いですが、ちゃんとエロとしてのエロもあるBL作品ですね(笑)
ファンタジーではなくSFというジャンルの作品が少ない上に、BL要素もしっかりあって、新鮮な作品でした。
心を持つようになったアンドロイドたちは、これまで従っていた人間たちへの反旗を翻す。狙われる主人公と体を張ってその主人公を護る美しいアンドロイド。
この美しいアンドロイドは命令により、自分を護り慰めるのか、それとも…。
そしてアンドロイドたちの心の行方は…。
ラストマスターが気に入って葛井さまの他の作品も読んでみたくなりましたが、ラストマスター2があればまずは何より読んでみたいですね…(笑)! -
くるまれる2010年8月1日発売時、とても話題になっていた作品でとても気になっていました。
か弱き者への、やさしい目線、全てを包み込むやさしさで描かれた作品集。
心の痛みをとても敏感に感じとる作者さまなのだろうと、これまでの配信作品も含めて実感いたしました。
「ふるえる夜のひみつごと」
3話目の終わりからから泣いてました。環境にも人にもなれず、小さくふるえる姿を見守っていました。
光りが苦手な男の子と暗がりが苦手な男の子。高校生になっても癒えないトラウマを、深い友情と愛情にかえてゆきます。
「ただ、君を待つ」
秘密を知っているのは、主人公と読者だけ…。ほほえましくも、少しのもどかしさに焦らされました(笑)。
やむにやまれずニートとフリーターになってしまったふたりの、ちょっとおかしな逢瀬。
「ラ・ラ・バイバイ」
ふたりのつたない歌も、たりない言葉をうめさせる無意識のスキンシップも、そんなキスも好きでした。
人前では喋らない先輩が、学校の屋上では歌っていた。屋上では、少しずつ自分に話しをしてくれるように…。
「ヒナの純情」
すこし壊れたような怖さと、無意識に押さえつけられたような淫らさに自然と惹きこまれ、桃色に染まる肌にそそられます(笑)。
誰も居ない教室で、図書室で、生徒は誰と言葉を交わす…?!
「あとがき」
ふるえる夜とヒナのその後があります。
超短編ですがこちらもオススメです。 -
春はお別れの季節です2010年7月31日みんな旅立ってゆくんです、それぞれの道に向かって。
今ではもう「卒業」「春」という文字を目にするだけで、草壁と佐条の共に過ごした学生時代は、まるで我が想い出であるかのように鮮明に蘇り、当たり前のように涙が出てしまいます。
ふたりの、あまりに純粋で真っ直ぐな相手への想いと、それ故に、もどかしく行き詰まる悩みと葛藤。
思い悩むあまりに頑になった心も、ふたりは時間を追ってゆっくり溶かしてゆく…。
そんな場面ではこちらも静かに感動し、また心溶かされるようでした。
まだまだ若く危ういふたり。
きっとこれからも行き違いなどがあるけれど、それを乗り越える強さ、絆をしっかりとみました。
なんというかBL作品でも恋愛作品でもなく、純文学作品ですね。
漫画という文化を娯楽からもっと別の次元として展開させてゆくことの出来る、そんな作家様の一人であると感じています。
あと、妄想大魔王(笑)、ハラセン…
やっぱりどうしても大好きです -
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短編集。2010年7月4日かなり雰囲気の異なる作品の短編集です。
同じ作家さまが描いているという事実がまた面白いです
「エスケープ」
脱走する少年。
試し読みだけでも、鬱積した感情を目だけで語っています。超短編なのに感情の追い方がすごい。
「欲望という名の自転車」
嶽野シリーズのタケノが登場します。
タケノくんは超暴力的男子の漫画家と友達で、毎日ボカスカ殴られ罵倒されながら(笑)仲良くしてます可愛い女の子、ウサミさんはやはり可愛い
「家の光」
小さな宇宙船に乗った、ちびっこい家族。
地球に不時着したところを少年が発見し、少年のお宅でご厄介に…(笑)。
すべてが笑いになってしまう小さな家族の大きな愛(笑)
「僕は鳥になりたい」
表題作品。
エスケープとどこか通ずる雰囲気もあります。優しさとやるせなさと切なさ。想いを語る「目(視線)」、そして映る象徴的な「鳥」。
ひとりの少年は少女に出会い、ふたりはまたひとりの少年に出会う。三人の若者の、三角関係とは無縁のようなひっそりした関係。
焦燥感、諦めや希望、プライドやひたむきさ。幾つもの小さな感情がたくさんあって、一つの願いになるような…。
タイトルのイメージ通りの作品。
海辺のシーンは美しくも切ないです。
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未完の作品。2010年6月21日作家急逝のため本作品は未完…、とのこと。
ラブプリズムの2巻はあるかしら、と探してから気づいて、びっくりいたしました。
兄弟禁忌モノ、痛みを伴うモノも好きなので随所に描かれた濃いエロもでした。
兄に執拗な想いを寄せる院内の同僚マカベを兄は利用し、弟をさらに淫らに犯し弟の罪悪感を深め、堕ちるところまで一緒に堕ちるでしょう。
ヒラク(弟)を、同級生のオリタは救えるのか、それとも「こっちがわ」の世界に二人は堕ちてゆくのか…。
個人的には救おうとして、なし崩しに淫らに堕ちていって欲しいですけど…(笑)。最後には何らかのカタチで救いがあることを信じています。
作家様に敬意を込めて。
ご冥福をお祈りしております。
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緊縛シーン「0コマ」2010年6月9日「ロープマン」なのに、まさかの緊縛シーン無し(笑)。
全て黒塗り。
白ぼかしですらない(笑)。
皆さまのレビューを拝見していましたが、や、まさかここまでとは(笑)。
修正過剰を知らずにロープマンを読んだ方はかなり驚かれたであろうとお察ししますが、心構えさせていただけたので、ある意味、修正具合を面白がりました(笑)。
過剰修正ながらも、キャラは魅力的だし、ちょっと笑えるストーリーも面白いし、緊縛プレイも(物語の流れで)伝わるし、エロさも伝わりました
見えない部分は妄想力でカバー(笑)
ロープマン以外の短編作品も魅力的だったので、☆4つです。
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ついに、週末…!!2010年5月23日完結編です。
7日間が終わります。
お互いに惹かれ合っているし、きっとハッピーエンドでしょ…?
なのに、気持ちが重ならない。
衝動的なキスを信じたい…。
「2日間」
この単語に込められたなんとも言い難い心情。
心を衝かれるように一瞬で感情が押し寄せ、涙が出ました。
この作品には、何度か、そんな泣かされ方をさせられました。
優しいようで、緊張感のある作品でした。常にどこか緊張感のある時間の流れを感じる作品でした。
とても大好きな作品になりました。
原作が魅力的なのはもちろん、原作の魅力を漫画としてこれ以上なく素晴らしい魅力で表現し切っているのではないかしら、と思いました。 -
話題と想像を超えて2010年5月22日話題と想像をはるかにはるかに超えて、良い作品でした。
作品のあらすじも、正直ピンとこなかったから、一体どんな部分が評価されているのかなぁ、と長い間気になっていました。
あらすじから物語はだいたいわかるけど、更なるネタバレを懸念してレビューを読まず、思いきって(笑)パックを。
絵柄も物語も読み進めるほど魅力がますばかり。
でも、劇的な何かはない。
日常の学生生活の中、人との微妙な距離感、ささいな心の揺れ、表情。
その一瞬(ヒトコマ)の、仕草や言葉に、鋭く心を衝かれて。
涙がぽろりとでてしまった自分にびっくりしています。
こんな作品に出逢えるなんて素晴らしいことです。
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「やおい」です(笑)!2010年4月30日「悪党の巣(グリーンウッド)」へようこそ!!
この作品は寮生活をしている、蓮川、如月、池田、忍先輩を中心として物語が展開する「かなり面白い学園」モノです。
めちゃくちゃ良い意味で、いわゆる「やおい」かもです。
→やまなし、おちなし、いみなし
なんというか、「キャラが好き勝手に動き回ってしまって、ギャグのようなシリアスのようなBLのような物語が描けました。」みたいな。
まさに自由奔放、天真爛漫、天衣無縫の作品
キャラ達のその魅力にいつの間にか惹き込まれてしまいます
男の子キャラが魅力的なのはもちろん、時々登場する女の子キャラがかなりの存在感です!!
特に、幻想好きのまるあちゃんと忍先輩の変態お姉さんが大好きです(笑) -
honeycomb…☆52010年4月18日絵柄が可愛いくて、パックで購入期待通りにとてもエッチで(笑)、可愛いくて笑いありの学園モノの短編たち
☆4のかなりのオススメ作品です
ただ、「honeycomb child」だけは、かなり異色です。でもすごく、お気に入りの作品となりました。
本来はこういうシリアスでダークな作品も描けば描けるけれど、普段はそうでない作品を読者に提供して下さっているのかもしれません…、と、これはかなり勝手な想像ですが…
物語はかなりドラマチック。一言で言うなら、耽美。
義父と似ていない双子と少女のような美少年、4人の淫らな愛憎を描いています。
ちょっとネタバレですが、少年は義父を愛していてセックスしたいけれど、してくれないので学校の先輩や義父にそっくりな双子の片割れと日々セックスします。義父を想い、また義父の身代わりとなり、愛欲に溺れる二人…。
そしてもう一人の片割れと義父との関係とは…。
鏡のように体を重ね、複雑に絡む感情と交錯する快楽を描いたシーンが最高に魅力的でした。毒にしびれながらも、蜜にまみれた甘美な世界を堪能しました。
☆5コです。 -
大きい愛、つよい愛。2010年3月22日広川和穂さま
シーモアさんで初めて知った作家様ですが、配信作品の全てが、とても魅力的です。
みどころにあるように、ハルはシュウヘイとかなり、してます。(ちなみにエロの描写はとても色っぽくて綺麗でエロくて、もう大好きです・笑)
シュウヘイは「はる、可愛い」と言いながら、いとおしそうにハルと体をつなげます。
シュウヘイの心に、ハルはいないのに…。
「明日、雨は降らない」
このタイトル、信じていいんだよね?!
もしかして「降らない」だけで「晴れ」ないの…?!
まだ大学生の彼らの危うい行為、危うい心。丁寧に、表情と言葉で綴られ、大事に大切に創られた作品だと思います。
そうして「恋」ではなく「愛」を表現されていると思います。
「愛」という言葉を使わずに。
最後の一話は番外編。
ハルのバイト先の先輩、イシクラが勤め先の店長に出会った頃の物語。
読者のわたしが、まさか最後の最後に男前のオネエ店長に本気で泣かされるとは…(笑)!!って感じでした。
いや、真摯な真実の言葉です。
ぜひともパックをお勧めいたします!!
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祈りたくなる作品2010年3月22日苦しくて苦しくて、切なすぎて…。
この想いは報われるのか。
どうかどうかシマの心が報われますように…
泣きぼくろ美人のゲイのシマ、ノンケのトガワ。同じ会社の新人と上司。
自分の気持ちをセーブできずにトガワに惹かれるシマ。そんな感情を表に出さないようにするシマを、面白がってちょっかいをだすトガワ…。
もう何度となく読んでいますが、この部分だけで切なくてたまらない気持ちにさせられます。
感情移入し過ぎなほど、感情移入させられてしまうのです。
これから読む方々にとっても「出逢えて良かった…!」と思っていただける最高の作品となることでしょう
BLの世界にハマったのは、ヨネダ様の作品を知ったから。BL作家様ではヨネダ様が別格にダントツで大好きです
2009年から2010年現在、活動を休止しておりますが、再開がとてもとても待ち遠しいです。
これからもずっとヨネダ様の素晴らしい作品を読み続けたいです。
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えげつないのにピュア2009年11月9日腐女子のためではなく腐女性のためのBl、とも言うべきか。
Blの最大のメルヘン要素(幻想とか胸キュンとか?)はほぼ全くなく、多々あるエロシーンもエロくない。エロというよりは、本当に本当に良い意味でえげつない、というか(笑)。リアル、というか。
あ、絵は美しいしキョ○ブが出るわけではないですのでその点はご安心を(笑)。
作品は圧倒的に面白いです。
ハイセンスな作品でありつつも、一つ一つの展開に良い意味でクサみを感じられるようで面白いのだと思います。シリアスとギャグ要素のメリハリも絶妙、語り口調のテンポも最高です。
パックして4~5つのCPの作品を堪能しました。タイトル通り、ちょっと斜に構えたような人々が登場。でも本当は彼らは猛烈に愛を叫びたいんです(笑)。そしてそのギャップが堪らなく萌えるというか(笑)
読後感もすっきり気持ち良くて、どの作品もかなりお気に入りですが、ノンケのノリちゃんと見た目(だけ)女子で売りしてたゲイのレーちゃんの物語ではリアルに泣けちゃいました。「恋の門」
タイトル毎に読めるので、ダウンロードを迷っている方は数話ずつからでもぜひぜひオススメいたします!!
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ラブ×エロエロエロ2009年10月27日とにかくエロいんですけど(笑)
作品がエロ中心に展開
エッチに興味津々なドーテーくんのラブ&お戯れエッチ
遊び慣れしたイケメンくんの駆け引きしまくりフェロモン&エロエロ攻撃
でもホントはちょっと純愛?!な展開にもキュンとしてみたり
あと登場人物にイケメンしか出てきません(笑)!場繋ぎ的な脇役がいない!
とにかくいちゃいちゃエロエロ(笑)しまくりですが、片恋相手にラブな気持ちが高まる彼らをみていると、こちらまで精神的にめちゃくちゃ焦らされます
ストーリーのテンポも良くて読後感もかなり気分良くて、かなり大満足でかなりオススメの作品です!!
でも完結してなくて焦らされすぎてて、もどかしいです(笑)!!! -
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どうしよう!2009年10月13日切なすぎ……!!
たとえ魅力的なエッチシーンが度々あってホッとするハッピーエンドをむかえても、心は満足感より切なさを占めていました。
登場人物たちの心の痛み。
なぜこんなに伝わるのか。
そしてハッピーエンドのその先の展開を読者にゆだねますが、本当のハッピーエンドだからこそよけいに胸が苦しくなるのかなとも思いました。
初めて拝読する作家様だったしタイトル毎の短編のため一話ずつダウンロードしてしまいましたが、是非ともパックをオススメします。
イラストも物語も透明感があり綺麗で儚く見えるようで、実はとても力強く不思議な魅力を放つ作品群でした。
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むつかしい…(笑)。2009年10月9日鰐一掘リースさまの美しい絵も背徳感のある作風もとても大好きですが、こちらはちょっと難しくて何度か読み返しました。
満月の一夜の物語。
夜は全てを包み込むけれど、包み込まれた兄弟のそれぞれの想いや同じ夜を眺める時の、心と体の距離感はどんな?
そして隠された(?)父と母の想いは?
読み解けるようだけれど、もっと深く読みたいような。
たった一話の作品だなんてもったいないテーマでした。
鰐一掘リースさまの世界観が、最小の言葉と言葉(モノローグ)で、美しく語られていました。
エッチは兄の弟攻めでしたが、兄は攻められたがっているようでもあり…?!
度々さらりとエロティックなセリフが
兄はMで受け、弟はSで攻め、いつかそんな関係になりそうな予感を感じるふたりでもありました(*^_^*)
あ、でもエロエロ、という感じでもないので、BL的要素を求めるならオススメしませんのでご注意を(笑)。
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友を守る勇気。2009年10月2日試し読みがないので、絵柄が気になる方は是非ともまず1話ダウンロードを!!
絵がとても上手いし、キャラがめちゃめちゃ可愛いです
物語はハルキとカヅキ、顔がそっくりな二人の少年を中心に、誰の差し向けか分からないまま、突然リアルでゲームが開始されます。
タイトルの『ダイス』とはチェスをプレイするボードのこと。
ゲームはダイスと呼ばれ、学校をチェスボード、生徒達がコマに例えられ、戦いを強いられます。
実はハルキとカヅキもコマの一つ。しかも「キング」。チェスにおいてキングといえば、倒すか倒されるか。
二人は生き延びられるのか…?!!
チェスの展開になぞらえた物語ですが、ルールを全く知らなくてもファンタジックなバトルものとして、また深い友情もの(ちょっとBL?!)としても楽しめます。
とにかく魅力的で!!!
今かなりハマッている作品です
ただ残念なのは「完結していない」という点ですね(笑)。
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フェティッシュな彼ら2009年9月19日無料お試しの「あの人」。
本編へのつながりも良かったです(笑)!
表題作は8話まで。
タイトル毎の短編集。
10話まで全て気に入りました
「恋愛薬局綺譚」
日本的なタイトルなのに舞台はフランス…!
寄宿舎に住む男子学生達のフェティッシュな恋愛少女のように綺麗な男の子が抱く妄想、止まらない性癖…
ありそうで、実は今までなかった作品?!
「コトリの丘」
こちらも舞台はフランスなのかな。浮世離れした男の子とカメラマンの青年の恋物語
BLだけど外国の絵本のようにピュアで素敵な物語でした
どちらの作品も、作者様の創り出すしっとりするような雰囲気が素敵でした(*^_^*)
オススメです -
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なんか、いい…!!2009年8月24日こういう作品、好きです
絵も、特にふとした表情とか魅力的です
「愛とセイギで夜が明ける」を気に入って、こちらの作品もダウンロードしました。
あ、「愛とセイギ」はエロ満載ですが、こちらは全体的にエロ少なめです(笑)。
収録作品はどれも一見、普通っぽい恋愛物語を描いています。
でも「ありきたり」ではなく、ドキドキ感と緊張感もありつつ、心にじんわり広がる優しさがあるというか…。
カラダのつながりより、思い遣りのある恋愛関係、心のつながりを大事に描く作家様だと思いました。
前の方に倣い、あわせて2つのレビューを参考にさせていただきダウンロードしました☆
そして、つい9~10話から読んじゃいましたが(笑)、配信作品は全て、作家様の想いを込めた魅力を感じられて、とても気に入っています。
相手を無意識に振り回してるキャラもかなり好きです(笑)
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まさにセイギ(笑)2009年8月23日常に数人のセフレが絶えず、淫らな体を持つ、甘い蜜のように色っぽく香る綺麗なタカネ。
そんなタカネを1週間かけて「愛とセイギと欲望と」で真っ正面から口説き倒す、男気溢れるマサヒロ。
口説けたと思ったタカネはセフレの一人、タダノリの焦らすような甘いセイギが忘れられていなくて…。
タカネは美しくて誰にも媚びず、どこか世間知らずで浮いた存在。まさに高嶺の花。
そのくせ、お綺麗な彼のベッドでの乱れっぷりはセフレたちも放って置けなくて
表題作1~9話はほぼしまくり…(笑)!
でも、綺麗めなエロさなので、「もっと乱れ見せて…」とか思っちゃう始末(笑)。
ただ、天真爛漫な?マサヒロのおかげで物語はエロだけでなく、心に優しい作品となっていますいや、ついエロ中心になりましたが、心に触れられる優しさが物語のメインか(笑)。
サブタイトルも色っぽくて良いです
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現代の吸血鬼は女王様2009年8月22日「憎い」「殺してやる」。
隠された心は「愛しい」「離れないで」。
惹かれあっているはずなのに、サクヤの閉ざされた心とアツミを取り巻く環境が想いを告げることすら許さない。
日本在住(笑)の吸血鬼サクヤと吸血鬼を狩るハンターのアツミ。
彼らは「ネクラート」と「ダンピール」と呼ばれ、「殺さなければ殺される」関係。
イラストから耽美系だと思ってパックしたら、かなり可愛くてギャグ的要素も(笑)。結ばれない切ない悲恋…、かつギャグ(笑)。でも、最後には心も身も、結ばれました
ポーカーフェイスなアツミに対し、サクヤはアツミを想う自分自身の心がわからずに身悶える様子、恥ずかしがる様子にキュンときます
欲を言えば、貪るような吸血シーンももっと見たかったし、ムッツリなふたりにもっとイチャついてほしかったな(笑)。
日本の現代版吸血鬼という設定も新鮮で面白い作品でした☆ -
瞳に映るは君の想いか2009年7月17日「ばら色の頬のころ」「Jの総て」「彼の左目」という年代となります。
少年期から青年期へと3作品にわたり美しい物語が展開されます。
どの作品も涙なくしては読めない作品です。ただ、他2作品を知らなくとも、わかる内容ですので、どうぞダウンロードしてみてください。
表題作の「2週間」も、もう最高!
幼い少女たちが過ごす2週間の夏休み。
さすが!中村様の描く少女たちは魅力的!
可愛いくて、好奇心旺盛で、ひどく残酷で…。
そんな様子は「恐るべき子供たち」「悪童日記」をイメージさせられます。
日本で、漫画で、こういった作品が読めることが、不思議というか奇跡に近いとさえ思います。あまりに美しく残酷で、言いようがないほど魅力的でした。
「ヒメコちゃん」では、推定Eカップのコズエちゃんの寄せ乳、が見どころ(?!)です(笑)
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それは、少年時代。2009年7月17日ドイツ。激動の時代を背景に、そこから隔離されたようにギムナジウムで日々を過ごす少年たち。
しかし、そんな彼らにも戦争の影が忍び寄る。
ルームメイトの美しいポールはある事件から徐々に心を蝕まれる。
移ろうようで、強い心を持つモーガン。
モーガンは乱れるポールに翻弄されつつも、彼を救いたいと願う。
そばにいたいと願う。
やりきれない気持ち、行き場のない想い、愛とわからずに愛を打ち明ける行為…。
ふたりの様々な感情が入り乱れ、すべての感情はガラス細工のように美しく脆くはかなく、また同時に強く強くきらめいて見えるようでした。
何もかも全てが美しく、何度でも繰り返し読んでいただきたい深い作品です。 -
交錯する2009年7月2日
目下荒れる戦地に、過去の美しい記憶が散りばめられる。
薫るように美しくストイックなタキに、狂犬のようにクラウスは激しく迫る。
以下、ネタバレ的感想。
ふたりは過去に二度の運命的出逢いをし、現在に至っている。
二度目の出逢い、成長したふたり。日々の戦火からタキを護るためクラウスは文字通りタキのナイトとなる。
タキは自分からクラウスに触れても、クラウスから自分に触れる無礼を許さない。
ベッドの上でカラダを蹂躙されても、鳴き声もあげず心も許さない。
「先に欲しがったのは、お前だ。」クラウスの悲痛な叫びに、「許せ…」としか答えられないタキ。
多くを語らないタキ。
夢のように美しい思い出と、彼らを取り巻く人々によって、タキの心が見えてくる…。
読んでいて、もう何度胸が苦しくなったことか!!
戦場では冷静な姿を見せ、ベッドでは欲情に翻弄される。
愛を愛として伝えることの叶わない時代の、美しく切なく、このうえなく淫らな作品でした。
今年の配信作品、今のところダントツ1位の超お気に入り作品です!!!
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刺青とプリンの男2009年6月20日ヤクザモノ「刺青の男」~
学園モノ「はるのこい」~
の2作品。
試し読みしてピンとくる感じでパックしました。
ヤクザモノはオムニバスというか、一見、タイトル毎に読み切りです。笑えたり、可愛らしかったり、切なかったり…。
でも最後には一つの作品として全てが繋がります。
学園モノ?!
というか、ホラー(笑)?!
なんだろう(笑)。
好きな同級生が実態のない姿でいきなり枕元に現れ、思わずエッチな事をしちゃうっていう…
どちらの作品も意外とありそうで、実際、他にはない感じの、不思議な魅力を放つ作品でした。
この方の、他の作品も読みたいと思いました。 -
くるおしくいとおしく2009年6月5日最っ高!!!
きました!!!
恭一&今ヶ瀬シリーズ!!!
今ヶ瀬に好かれて愛されて、でもいっつもフラフラ優柔不断な恭一にムカついてムカついて…(笑)!!!
今回も怒りMAX!!!
かと思えば、様子が違う…?!
ああ、そうだ、たまきちゃん。
今は社内恋愛してて、可愛いお嬢さんと真剣なお付き合いしてたんだ…。
先を知りたいようで知りたくなくて。
恭一がたまきちゃんと幸せそうにすればするほど、今ヶ瀬が哀しみに沈む姿を想像してこちらまで切なくなって。
本当に苦しい苦しい切なさでした。
彼らの、予想のつかない行動、裏腹な言葉、衝動的な行為…。
少しの間も、彼らから目が離せずに、見守るように作品を読んでいました。
本当に素晴らしい作品です。
BLではなく、まさに純愛作品だと思います。
どうかたくさんの方に、彼らの感情に触れてほしいです。 -
画像に惹かれて2009年5月24日登場人物がとにかく可愛いくて、魅力的!!
カラーイラストが可愛いくて、お試しのつもりで一話ダウンロード。でも全部読んでしまいました。
親友だと思っていた幼なじみは、自分を親友ではなくてそれ以上の存在として見ていた。
相手に押されると引いてしまって、でも引かれた時には押すことも出来ず…。
なんてことない物語、なんてことない会話、なんてことない表情…。
なのにすごく惹きつけられて、彼らから目が離せず、不思議と愛しくなる魅力がありました。
エッチもあったけど、エッチはなくてもいいかもしれません。
ふたりの関係はふたりが一緒にいるだけで強く強く結ばれているのがわかりましたから -
非常階段でネコと逢う2009年2月10日
動物と人間のネコに。
恋人同士というよりセフレの二人と恋愛にウブな青年の、微妙なバランスの三角関係。
絵が綺麗だし、可愛らしい物語で楽しめました☆
欲を言えば、四角関係ならあぶれる人がいなかったのにな、なんて。
この先、彼にも幸せがきますように!!
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ギャップ2009年2月8日カラーイラストと立ち読みの絵柄のギャップが(笑)!!
最初、読もうか迷ったけど、レビューが良かったのでパックしました。
独特な絵柄と不思議なテンポで日常にひそむ倒錯的な世界観を描いており、興味深い作家様でした。
個人的には「ピンナップ・スタア」がとても好きです。
「嫌」と言いながらも自分の兄に無理矢理体を攻められる自分の憧れの同級生。
そんな様子をこっそり覗き見る自分…。
結末はとても切なくて、ほろりとさせていただきました。
短編集だし、独特な絵柄だけどとても丁寧で構図や視点も面白くて楽しめました☆
途中、物語に入り込む頃にはギャップは気になりませんでした(笑)!! -
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銀河のサーカス2009年1月16日満天の星空の下、歓喜と熱狂の渦の中、サーカスが繰り広げられる。
少年トリノスはサーカスに、天使に、自分に、囚われている。
囚われたまま、何からも抜け出すことをせず、半ば諦めたように自堕落な日々を繰り返す。
そして唯一の救いでもあるかのように、一編の詩ような日記を暗唱している。
サーカスの熱狂に皆が巻き込まれ、トリノスはさらに深みにはまっていく…。
実は、結構エログロな表現もあるので、R15指定にしたいところ。
けれども私はこの作品は、夜空の星のように輝いて見える素晴らしい物語だと思っています。
この作品で中村さまにはまったほど。
『同級生』とはイメージが全く違うので、購入の際は要注意を!! -
エロもあるけど…。2008年12月21日人前で普通にベロ○ュウして生チ○ビを攻撃する社長にいたく感激しました(笑)!!
歌舞伎役者の女形の美しい太夫。
その美しさとツンデレキャラに焦らされる、押しの強いクールな社長。
ベッドで太夫は従順にされ、社長はさらにオレ様に。
焦らすようでも、結局太夫は社長の手のひらの上…。
番外編なのか、幼い二人の出会い編みたいなストーリーは微笑ましかったです。
あと、千秋楽シリーズ以外のストーリーもあるので、パックは作家買いになりますので、ご注意を!!
体だけの関係のセイとカオル、物語のラストは優しかったです☆
エロもしっかりあるけど、基本的に優しい作品を描く作家さまのようです。