氷獄公は聖女を奪う
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氷獄公は聖女を奪う

栢野すばる/炎かりよ

楽しく読める作品ではない

ネタバレ
2019年3月15日
このレビューはネタバレを含みます▼ 全291ページ。価値観の全く違う2人が夫婦として心を通わせていく話。
特に前半はヒロインに感情移入できず、歩み寄ろうと下手に出てくる真摯なヒーローとの対比から余計にイラッとしてしまい読み進めるのに我慢が必要だった。
ヒロインがああなった過程は説明がありますが、母親の設定などを考えるとチグハグに思え、いまいちスッキリしなかった。洗脳は恐ろしいねってことでしょうか。
清らかだったヒロインが快楽堕ちしていくエロさも作品の見所なのでしょうが個人的には好きな方向性ではない。
後半、ヒーローがヒロインを可愛い可愛いと溺愛し始め、ヒロインもヒーローに惹かれだすが、やっぱりヒロインは好きになれないまま、恋愛小説らしくなっていく部分をうまく楽しめず残念。
考えさせられる部分は多々あったけれど、好きな作品ではなかった。
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