ベリーズ文庫溺甘アンソロジー2 極上オフィスラブ
あさぎ千夜春/佐倉伊織/水守恵蓮/白石さよ/高田ちさき
このレビューはネタバレを含みます▼
5編それぞれ胸キュンどころがあって、面白く読みました。
作家買いの部分もありましたが、個人的には水守恵蓮さんと白石さよさんの作品がよかった。水守さんのヒーローとヒロインが傷つくことを恐れて何度も別れを繰り返してお互いを模索するような付き合いをもどかしく思ったり、相手に本当の意味で向き合う大切さを改めて教えられたような感じがしました。白石さんのヒロインの想いびとのヒーローは近寄りがたい孤高の人で、仕事に厳しく一線を引いている人だけど、時折見せる優しさが読んでいて胸にズシン！と来る破壊力でとても魅力的なので惚れそうになりました。ヒロインの気持ちの揺れ動きが切なくどうしようもなく惑いながらも、懸命に仕事に没頭して切れそうになった縁を自分から繋ぎに行った行動力と頑張りには瞠目しました。仕事が出来るヒロインが素敵で、そんな彼女を見抜いていたヒーローも大人の男でした。
まさにDestiny一番心に残る作品でした。
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