雨のち曇りときどき虹
」のレビュー

雨のち曇りときどき虹

メリッサ・マクローン/夏海鈴

虹が現れるように幸せも現れるのか

ネタバレ
2019年3月18日
このレビューはネタバレを含みます▼ 自己中心的なトリスタン。「好き」は免罪符ではありません。ジェーンは、そんなトリスタンのどこに魅力を感じたのか理解ができません。和歌、俳句において虹や雪というものは消えて無くなるという短命を意味します。それが、何度も現れることを意味するのなら、ダメでも次があると なんともいただけないイメージです。まあ、長い結婚生活の中で、良いことばかりあるわけではないから、それを見つけ出していくということには賛同できますが。・・・でも例えとしては不適合な感じがします。さて、物語ですが、「結婚と恋愛は別物」と考える人と「恋愛の延長上に結婚がある」と考える人とありますが、基本的にHQは後者でジェーンも同じです。しかし、リッチもトリスタンも前者で、そこがこの物語の主軸となっています。トリスタンは、好きな女性ジェーンが結婚する男リッチが浮気しているから別れさせてしまいます。なんてひどい所業でしょう。ジェーンにとって失敗という経験をしたとしてもそれは彼女のものです。自分を棚上げして正義感を気取っているのです。そしてジェーンを振り回しその気にさせてポイ捨て。自分の生活は変えないが、ジェーンが変わればALL OKとハッピーエンドに終わっています。それで良いのかジェーンよ。けれども、一つの結婚のカタチと言えるのでしょう。
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