色悪作家と校正者の不貞
」のレビュー

色悪作家と校正者の不貞

菅野彰/麻々原絵里依

1冊目。最高!本と酒好きにはたまらん!

2019年3月22日
(小説、1冊読み切りの連作、現在3冊まで発刊)。

<1不貞→2貞節→3純潔→4多情→?>

めっちゃ良かった!
これはハマる!

ただし主人公2人が文学好きで、かなりマニアックな会話を展開。
万人受けはせず、好みが別れそう。

でも、お話中で出てくる昔の本で知らないのも結構あるんですが、知らなくても大丈夫です。
その、軽快な会話のテンポが小気味よく、真面目な話をしているのに内心でのツッコミとか、小説なのに漫才でも見てるようなコミカルさがある。

いやぁ〜、小説(文章)でこれだけの軽快なボケとツッコミみたいな面白さを表現出来るって、スゴイ!
文章力に脱帽。
すぐに続刊全て買いましたが、3冊ともこの独特なマニアック会話は衰えることなく、全部面白かったです。

どなたかのレビューでありましたが、これはずっと続いて欲しい〜。

本作1冊目は嫌いな者同士ケンカップルですが、続刊で2人の気持ちがどんどん変わっていきます。
読み切りなので、これ1冊だけでも読める。
好きな人は続刊を順番に読んだらいいです。
確か続刊のあとがき情報ですが、さらなる続刊4冊目もあるようです。
嬉しい!楽しみ!

初読みの作者さんでしたが、他の作品も読んでみたい。
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