ネタバレ・感想あり色悪作家と校正者の不貞のレビュー

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二人のやり取りが面白い
ネタバレ
2025年1月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 色んな本が出てきて、本の登場人物の事をほのめかすと、ちゃんと何の本の事か分かっている答えが返ってくる、本好きの二人の会話がとても面白かったです。正祐と弟のやり取りや祖父とのやり取りがじんときました。
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文学に対する見方が変わりました
2024年12月3日
完結編の結婚まで読みました。語彙が豊かで美しくて、夢中で文字を追いかけました。私にとって森鴎外の「舞姫」や夏目漱石の「こゝろ」は学生時代のなんか暗いしつまんないという感想で止まってましたが、読み返してみたいと思いました。その他の名前だけは聞いたことがある有名なやつも同様です。
こういう変化を与えてくれた小説はずっと心に残るんだろうと思います。
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本を愛するものたち
ネタバレ
2024年11月29日
このレビューはネタバレを含みます▼ 本への愛が溢れてます。正祐も大吾もそうなのですが、作者様の本に対する愛が溢れています。たくさんの物語が会話に織り込まれていて、懐かしく学生時代を思い出しました正祐の幼さがとても面白い。浮世とは違うところで生きているような。大吾と関わったことで人らしさが芽生えていってるような感じで。今更ながらに成長していっているんだねと感じました。それぞれが自分以外は持たないで生きてきた。でも、ここでそれをやめて互いを持つことを選ぶ…勇気と覚悟。弟、光希とのやり取りも、切なくも優しい愛を感じました。とても面白くて、なぜ今まで読まなかったのだ!!と思った次第。麻々原絵里依先生のイラストも最高でした。
人物もストーリーも文章もいい!
2024年10月2日
自分の感じていることを真剣に言葉にする人間同士のやりとりが貫かれていて、どこを読んでいても共感できます。
ふたりが体をつなげるに至る経緯はエロが出発ではなく、まるで武術の達人同士がはじめて好敵手と戦って手の内をすべてさらけだしたかのような、言葉と信念のぶつかり合いが出発。
閨事の最中に体が溺れていながらも疑問や違和感は口に出して、互いに通じる文学の言葉で心を確かめていく様子はリアル。
露悪的でも意外に真摯な大吾、生真面目で達観しているような正祐が心の氷に気づいて変化を受容していく様、発言や行動にすべて納得できる背景が描かれています。
芯の部分で自分を理解してしまう人との出会いのかけがえのなさが愛おしくて、紙の本も購入しました。シリーズの続きも読みたいと思います。
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シリーズ① 正祐の純情
2023年3月27日
シリーズ5作目、失恋まで読みました。初作家様で文章のクセというか、接続詞とか文の順番が独特で戸惑いましたが面白いです。冒頭、正祐が誰の死を悼んでいるのかと思ったら笑。気持ちはわかるけども。ドラマ仕立ての文芸談義バラエティを見ているような、クスリと笑える会話劇と美味しそうなお酒と肴に(飲めないけど)本が出版される裏側を知れるのも楽しい。ただ大吾の強引さから始まったことは私は好きじゃなく残念に感じてます。この事により大吾の次作があるから否定することは難しいですけど。
めちゃくちゃ面白かった❣️
2023年2月19日
初めての作家様、SNSの広告から辿り着きましたが、気合い入れないと読めない的なレビューにビビりつつもイラストの美しさに背を押され購入、いゃ〜ぜーんぜん杞憂、力抜いてテンポとセンスがハンパなく良い会話の応酬に身を任せていただきたいっ!作中いろんな本が出てくるし、基本漫画畑の私には知らないモノばかりでしたが、誰かしらがちゃんと解説をしてくれるので、すごく世界を広げて読ませてもらえました。こりゃ最新刊まで一気読みコースですね、よろしくおねがいします笑笑
ビビらず軽い気持ちで現実とは薄紙一枚ずれた感で進行していく劇中のようなワールドに浸って欲しいです。
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楽しかった
2022年6月19日
アクロバティックな方向から辻褄合わせてくるんですよね。今回もそっちから⁈ と。楽しかったです。先日、桜姫東文章を見たところだったので「色悪」も腑に落ちました。東堂大吾は東◯◯吾と同じくらい稼いでいる設定(稼ぎだけ)で読みました。
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とても幸せな読書時間
2021年6月14日
ストーリーが面白いというのはもちろん重要で嬉しいことですが、こちらはそれだけじゃなくて、単純に読んでて面白い!言い回しや言葉のやり取りに、時に吹き出してしまったりじんとしてしまったりはっと気付かされたり。文字を追う楽しさを存分に味わえる作品です。
そして大吾も正祐もキャラが個性的でとても魅力的です。大吾は傍若無人だけど男らしく才能があって、正祐が知らず知らず惹かれていってしまうのもよくわかる。正祐の方も最初こそ変人かと思いましたが案外初心で素直で、どんどん愛おしく思えてきてすごく好感が持てました。
また2人の関係性もすごくいい。最初はなかなか甘くならないなぁなんて思ったのですが、途中から2人の間に情がひたひたと湧いてくるのを感じ、最後には優しさや想いが溢れてて、何だか胸がいっぱいになりました。甘々ではないけど情がちゃんとある。そこがいい。
BLとしてはもちろんですが読み物としてすごく面白かったです。これからシリーズの続きを読むのが楽しみです。
1冊目。最高!本と酒好きにはたまらん!
2019年3月22日
(小説、1冊読み切りの連作、現在3冊まで発刊)。

<1不貞→2貞節→3純潔→4多情→?>

めっちゃ良かった!
これはハマる!

ただし主人公2人が文学好きで、かなりマニアックな会話を展開。
万人受けはせず、好みが別れそう。

でも、お話中で出てくる昔の本で知らないのも結構あるんですが、知らなくても大丈夫です。
その、軽快な会話のテンポが小気味よく、真面目な話をしているのに内心でのツッコミとか、小説なのに漫才でも見てるようなコミカルさがある。

いやぁ〜、小説(文章)でこれだけの軽快なボケとツッコミみたいな面白さを表現出来るって、スゴイ!
文章力に脱帽。
すぐに続刊全て買いましたが、3冊ともこの独特なマニアック会話は衰えることなく、全部面白かったです。

どなたかのレビューでありましたが、これはずっと続いて欲しい〜。

本作1冊目は嫌いな者同士ケンカップルですが、続刊で2人の気持ちがどんどん変わっていきます。
読み切りなので、これ1冊だけでも読める。
好きな人は続刊を順番に読んだらいいです。
確か続刊のあとがき情報ですが、さらなる続刊4冊目もあるようです。
嬉しい!楽しみ!

初読みの作者さんでしたが、他の作品も読んでみたい。
面白かった!
2018年2月19日
初めての作家さんでしたが、面白かったです~!作家と校正者のお話なのですが、どちらのキャラクターもすごくしっかりとしていて、作家×校正者ならではの掛け合いが面白くて。私は不勉強であまり知らなかったのですが、作家(大吾)が時代小説を書いているという関連でいろんな書物のお話も出てきて興味深かったです!校正者(正祐)の同僚もいい味をだしているし、攻×受どちらもすごく好きです!このお話としては完結していますがシリーズのお話のようなので、次も楽しみです!あ、エチシーンもしっかりありますよ~。
独特な作風
2024年9月20日
シリーズ1作目。 メインキャラクターの歴史や文学知識は興味深かった。
セリフが分かりにくい。粋だといえば粋だけど。
愛があるのか疑問でしたが、あるみたい。
でもプライド折るくらい好きっていう愛を愛情を見たいので物足りない。
亡くなった祖父からどちらも大切なものをもらったというところはジーときた。
2作目に期待。
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これからに期待
2024年6月22日
やりとりは高尚な文学ネタの振りツッコミ、理解できれば気持ち良く分からなくても知識欲が満たされる。時代小説のような二人は楽しいけどBL感は薄く そこに愛はあるのか…と、正祐でなくても疑う。P.180「連れも、〜」P.215〜に恋愛の温度差、不公平感、完璧な両想いなど存在しないリアルさが苦しい。シリーズ第1巻、この二人がどうなるのか最後まで読みたいと思った。でも、関係の始まり方がいただけないので星一つ減らしました。
お仕事BL
2022年12月1日
珍しい作家と校正者のCPです。おすすめされて読んでみたらおもしろい。
2人のケンカップルのような専門的な高度な掛け合い。
それが阿吽の呼吸でできることがもう気が合ってるってことじゃないのwって思いながら楽しく読みました。カウンターでなされる会話、蘊蓄がはまれば続きが読みたくなる作品。個人的に同僚との会話が笑いが起こるほどおもしろかった。
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読み応えあります
2019年12月15日
作家と校正者とのお話。正佑は作家の東堂と知っていてあえて距離をおいていたのに 結局は深い仲になっていくのですが 二人の会話がとても重みがあって考えさせられました。
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本好きあるある
2019年8月26日
好きな本の話をしているうちに恋に落ちていくふたり。作者さんの本が好きという気持ちが詰まってます。
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BLの枠におさまらない
2018年5月5日
購入してから読み終えるまで数ヶ月かかりました。
流し読みできないと思ったからです。覚悟がいるから、覚悟を決めて読み始め、読み始めたら一気読みでしたけど。
文学に造詣深い作品だからだけではなく、菅野先生の作品は心してかからないと勢いに負けて飲み込まれてしまう、そんな感じ。
読み終わっても、良かった良かったと笑顔になれるようなストーリーでもありません。
でも、買って良かったと思う、不思議な話です。
シリーズもののようです。またしても覚悟がいるな、と苦笑いしてしまいました。
恋愛描写は少なめですが…
2018年2月28日
文学作品が多く出てきてお好きな方にはいいかも。少々硬い文章ですが、お仕事描写ガッツリで読み応えがありました。Hシーンは数回ありますが、はしょられ過ぎでもの足りず…。最後まで書かれていていたのは最後のみで、もう少し恋愛描写が多くあれば良かったなぁ…。
飲み込むのに時間がかかりました
ネタバレ
2023年3月26日
このレビューはネタバレを含みます▼ 重かったですね。読後感は何だかジリジリとした苛立ちを抱えながら2時間のサスペンスドラマをみたような感じでした。色々と考えてしまいながら読んだせいか愛とは何か、みたいなことまで考えてしまいました。
こういうBLを読んだことがなかったので新鮮ではありましたが、思い当たる感情が多いしリアルとフィクションを行ったり来たりしながら、やはり攻めの話を聞かない感じが1番嫌だなぁと思ってしまって(そこが良いところだしこの人でなければ受けは救われないとわかるんですが)初めてするシーンは何故か苛立ちを覚えました。殺すかやるかの間に殴り合うが個人的に欲しかったです。母親を引き合いに出されるのもちょっと…。顔面は大事ですが、こうまで言われると辛い。私はBLには甘やかされる受けを求めているんだなと再認識できてよかったです。
細かい点が気にならない人にはいいと思う
ネタバレ
2024年9月21日
このレビューはネタバレを含みます▼ とても微妙です。最後まで読み切れませんでした。残念ですが、仕方がないです。でーーーーーーーーーーーーん。
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合わなかったです。。
2023年6月25日
話がいろいろ無理矢理進みすぎてついていけません。前半に主人公2人が喧嘩腰で会話をするシーンがあるのですが、傍から見てたらみっともないだろうなあと思って冷めてしまいました。
最初のHの入りもあり得なくて納得いかないです。
同業者として嫌悪感が湧いてしまいリタイヤ
2023年2月2日
菅野先生は復帰してから持って回った言い回しと鬱っぽさに拍車がかかって、それでも好きな作家さんだったからなんとか読み続けていたが、このシリーズは駄目。同業者なので、イライラしてギブアップしてしまった。これやっていいの、マジでこの作品の受けレベルの「超絶優秀」な校閲だけだから、新人校正とその他勘違い校正はマジで肝に銘じとけ。あと、いくら特化した専任レベルの校正者のゲラとはいえ、そのまま作家にスルーパスする編集者もどうかしてる。そりゃ作家も怒るでしょうよ。そこはフィクションとしてぐっと飲み込んだが、現実にもいるから困る。己をこの受けと同レベルだと過大評価してやらかして出版社から怒られた校正を思い出して胃がキリキリしてBLどころじゃなかった。
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作家と
ネタバレ
2022年9月20日
このレビューはネタバレを含みます▼ 編集者ものはよくあるので、校正者というのは新鮮かなと。文学についてのやり取りとか面白いところもあるんですが、なんだか萌えない。しかし、作中時代小説が非常に気になってしまいまして、こちら書いてくださらないかな。まぁ1巻はなかなか面白かったんですが、2作目の貞節で、うーん...文学とお酒がお好きならいいかもしれませんが、なんだか作者さんの主観が入りすぎている様でこのやり取りにも飽きちゃって、だんだんと「私はなにを読まされているんだろう...」という気持ちになってしまいここで離脱しました。
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作家名: 菅野彰 / 麻々原絵里依
ジャンル: ライトノベル BL小説
出版社: 新書館