菜の花の彼―ナノカノカレ―
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菜の花の彼―ナノカノカレ―

桃森ミヨシ/鉄骨サロ

これは漫画ですか?

ネタバレ
2019年3月28日
このレビューはネタバレを含みます▼ 第1部1〜7巻は菜の花と隼太がくっつくまでの胸キュン少女漫画、第2部8〜14巻は鷹人が人間的に転落してから本当の愛を悟るまでを描いており、ドロドロした昼ドラのようになってます。絵や言葉の表現力が巧みで伏線も上手く回収されています。心理描写が深すぎるので精神状態が不安定な人は第2部は読まない方がいいかも。読み手がこれほどしんどくなるのだから書き手の精神的疲労はいかばかりか。
記憶喪失設定は必要だったと思います。
それがなければ菜の花と鷹人が両思いにならなかったし、両思いにならなければ鷹人が正しい愛し方に気づくこともなかったでしょう。
つまり最低のストーカー無理心中未遂野郎で終わらずに済んだのです。
私は最初から鷹人派だったので最後は辛かったですが…
でも…彼らのこれからの人生はまだ長い。
大学入学あたりで完結したので社会人になってからもう一波乱起きて菜の花と鷹人がくっつくのを見たい。
菜の花に鷹人への好きの気持ちがまだ残ってそうな終わり方だったので続編をつい期待してしまいます。
鷹人派としてはやはり最後が不憫でなりません…
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