不機嫌なモノノケ庵
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不機嫌なモノノケ庵

ワザワキリ

妖怪のことを考えたくなる

2019年3月31日
この漫画を読むと、存在するはずのない妖怪たちのことに思いが至る。人間は、自分たちに見えないもの、存在を認められないものに対し考えないし、何もしない。妖怪を認識できる高校生が存在し、人間ではなく妖怪のためにと働く物語は荒唐無稽ながら楽しい。他人が見ているものさえ本当は理解できないのだから、妖怪が見える若者が存在しててもいいんじゃない、と楽しく読んでいる。
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