館シリーズ4作目





2019年4月20日
『迷路館』のあとがきにて著者自らおっしゃっていたように、本作は今までの館シリーズとは毛色の違う作品に仕上がっています。同一シリーズで、こうも趣向の違うお話が書けるものなのかと感服致しました。今作はミステリ用語で言うところの“フーダニット”(誰がやったか?)に重点が置かれたお話で、終始【謎の声】のようなものも付きまとっていて、やや不気味な印象があります。本作を読んで、5作目の館シリーズを読むのも楽しみになってきました。
そして余談ではありますが、作中に実在した事件という扱いで、島田荘司先生の『占星術殺人事件』が話題に上るシーンがあるので、未読の方は本作の読了後にでも読んでみる事をおすすめします。
そして余談ではありますが、作中に実在した事件という扱いで、島田荘司先生の『占星術殺人事件』が話題に上るシーンがあるので、未読の方は本作の読了後にでも読んでみる事をおすすめします。

いいねしたユーザ1人
-
如月 さん
(女性/40代) 総レビュー数:37件