このレビューはネタバレを含みます▼
本当に面白いですね。
人間も野生動物の一種にすぎない。
それが当たり前の時代から遠く離れた現代人が、
原始時代にタイムスリップしたらどうなるか?
生き残りをかけて順応し、闘っていける人と、
過去の思い出・慣習にすがり、周りを蔑む事でしか平静を保てない人との対比、原始人との常識の違いと交流、野生動物・異種族とのせめぎあい等が、臨場感たっぷりに描かれています。
マンモスが助けてくれ、鉄器も開発し、
ナチス崩れの軍人率いるネアンデルタール人と戦う。
なぜネアンデルタール人が滅び、クロマニョン人が生き残ったのか?とてもファンタジーなifです。
1万年やそこら文明を早めても無問題なので、
(農耕、宗教、軍隊、何より万人が共通に解せる文字と、それのロム化、教育ができなければ、1代限りの突然変異で終わるだけだし)バリバリやって欲しいですね。
第一部が終わり、別の出版社で第二部が始まるようで、とても楽しみですさ