なんだこのお話。





2019年5月26日
正直、設定はまっったく好みでじゃありません。
なのになんでこんなに高評価なんだろうと訳が分かりませんでしたが、読んでみると今までにない新境地のお話でした。
障害があるが故に当たり前のことができない。
その事実からくる劣等感や気遣ってくれる両親への申し訳なさだとか、そんな主人公の思考が妙に説得力ある文章で描かれていて、最初は病みそうな展開だなぁと思いました。
ですが一転、閉じて暗くなりそうな主人公の世界をたった一人の存在が打ち砕いてく。
その目映い光に照らされるような、パッと視界が開ける瞬間の描写がとてもすばらしかったです。
その場面以降も紆余曲折はありますが、鬱々とした暗さを感じさせない見事な思考の転回でした。
主人公はぶっ飛んだ思考回路なのに筋が通っていて、ぶれない。作者さんのキャラ造形の深さに感嘆しました。
そんな主人公のお相手もパズルのピースを合わせたような人で…ぴったりとしか言いようがない。
全然違うタイプなのに、この人しかいないと思わせるお話でした。本当にスゴい。
ほとんどの物語では人を救う人物なんて、優しさだったり、正義感をもった人徳者だったりするのに、この物語はそうじゃない。
そうじゃないのに出会っただけでお互いの心の深淵で救われてる。
ホント、なんだこのお話、です。
2巻を通してそれぞれが自分の持ってる何かしらの殻を破って成長していくので、清々しく気持ち良い。
本来、好みじゃないので、その部分で不満感は出るはずなのに、すばらしいところが沢山あり、やっぱりこの評価になるなと納得してしまいます。
なのになんでこんなに高評価なんだろうと訳が分かりませんでしたが、読んでみると今までにない新境地のお話でした。
障害があるが故に当たり前のことができない。
その事実からくる劣等感や気遣ってくれる両親への申し訳なさだとか、そんな主人公の思考が妙に説得力ある文章で描かれていて、最初は病みそうな展開だなぁと思いました。
ですが一転、閉じて暗くなりそうな主人公の世界をたった一人の存在が打ち砕いてく。
その目映い光に照らされるような、パッと視界が開ける瞬間の描写がとてもすばらしかったです。
その場面以降も紆余曲折はありますが、鬱々とした暗さを感じさせない見事な思考の転回でした。
主人公はぶっ飛んだ思考回路なのに筋が通っていて、ぶれない。作者さんのキャラ造形の深さに感嘆しました。
そんな主人公のお相手もパズルのピースを合わせたような人で…ぴったりとしか言いようがない。
全然違うタイプなのに、この人しかいないと思わせるお話でした。本当にスゴい。
ほとんどの物語では人を救う人物なんて、優しさだったり、正義感をもった人徳者だったりするのに、この物語はそうじゃない。
そうじゃないのに出会っただけでお互いの心の深淵で救われてる。
ホント、なんだこのお話、です。
2巻を通してそれぞれが自分の持ってる何かしらの殻を破って成長していくので、清々しく気持ち良い。
本来、好みじゃないので、その部分で不満感は出るはずなのに、すばらしいところが沢山あり、やっぱりこの評価になるなと納得してしまいます。

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