滅法矢鱈と弱気にキス
」のレビュー

滅法矢鱈と弱気にキス

腰乃

大好きだ

ネタバレ
2019年5月31日
このレビューはネタバレを含みます▼ 今回の更新でレビューを書かねば…!と。今まで見たオメガバースとは一線を画しています。さすが腰乃先生。どうしても受け身がちな立場の弱いΩという存在を生まれ変わらせてくれたような気持ちです。主人公も元々はβの普通の男子なので、いやぁ最もな反応。人格が変わる訳ではないし、αになったからといって簡単にコロッと男Ωを好きにならないよね。周りの人達がほぼβなのもリアル。最初は、恋治の静香先生への態度が仕方ないんだけどきつくて、でも実際いい子なのは普段の言動で伝わるし。静香先生は女々しさの欠片もなくとても男らしいんだけど、恋治に対してすごく献身的でそのギャップが最高。最初のぶつかり合いで、オメガバースぽくない!と断念しちゃう人がいたら勿体ないな。
ラブ要素は4話(2)迄の時点で全く無いけども、Ωの存在を作中で説明しつつどういう人物かお互い知っていって 距離がやっと、すこーしずつ近付いていくサマがとても丁寧でドキドキします。さらーっと読めちゃう印象薄い漫画が増えてきてる中、何度も読み返したくなる魅力がある。早く静香先生の良さに恋治が気付いてほしい。
いいねしたユーザ10人
レビューをシェアしよう!