悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される
」のレビュー

悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される

ぷにちゃん/成瀬あけの

安心感

ネタバレ
2019年6月6日
このレビューはネタバレを含みます▼ 辛いなどの不安感なく、ハッピーエンドを迎えられるのは読んでいて安心感があります。
特にティアラを真っ直ぐに想い、信じてくれるアクアの安心感は半端ないです。
なのでティアラの勝手な行動や隠し事もアクアは理解してくれるし許してくれる、本当に器の大きい素敵な王子様だと思いました。
が。巻を読み進めていくごとにご都合主義な展開に思えてきてしまい、与えられすぎる幸運に食傷気味になりました。いや、主人公2人、贔屓されすぎでしょう。みたいな。
なんというか、妖精や魔法の実在する世界の話ではありますが、人間味、共感性が遠のいていきました。
(陣地取りでの祈りの間とかアカリがいて良かったね、というかいなくても大丈夫な話にできそうだけどゲームのストーリーへの考慮なのかな?というよりアカリはどれだけ国の行き来してますの?移動が何日もかかる距離ですのに)
ティアラとアクアは特別!みたいな感じはわかりますが、個人的にはどんどん等身大だったティアラが遠のいていき、ただの皆んなに愛されるだけのそれこそゲームのヒロインみたいになってきました。
文章や話はよくできてますが、長くなればなるほどつまらなくなってきたので星3つとさせて頂きました。
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