わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)
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わたし、定時で帰ります。(新潮文庫)

朱野帰子

ドラマからの小説

ネタバレ
2019年6月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ ドラマを見て面白かったので購入。ドラマとは内容が前後してたり多少設定が違ってますが、恐らく大筋は変わっていないはず…。(ドラマが終わっていないので何とも)
ドラマも面白いですが、小説の方は結衣の心情が細かに描かれていて物語に入りやすかったです。
そのせいかムカムカと気分が悪くなってくる。(悪口ではないです。笑)誇張しているとはいえ、こういう会社って、ざらにあるんだろうなぁとか、福永のような話の通じない人間が確かに存在しているようにも思えます。
そんな中でブラックに染まろうとせず、もがき苦しみながらも、逞しく働く結衣の姿は一種の清涼剤のよう(笑)
ちなみに私はドラマから入ったので、完全に吉高×向井をイメージして読んでいましたが、作中の晃太郎は完全に体育会系(恐らくイケメン設定)なので、ややイメージから外れるところ。(ドラマでは甲子園初戦敗退ですが、小説では確か準決勝辺りまで上りつめていたり、仕事でハイになると走り込んだり等々)←もちろん頭の中では向井くんが走り込みしてます。笑笑
晃太郎の仕事中毒も、作中の方がかなり重度のような気がします。これは複雑な経緯があったとはいえ二人が婚約解消に到るのも納得です。この手の人間は簡単に変わるとは思えないので、ハイパー(次巻)以降の二人が非常に心配です(誰目線。笑)
私としてはこの手の話にしては、ちょうど良い糖度でした!というよりドラマ、小説共に二人の応酬にニヤニヤ(笑)←二人が誰なのか答えるのは野暮というもの。やっぱり物語はハッピーエンドが一番ですよね!
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