むせび鳴け、純情
」のレビュー

むせび鳴け、純情

松基羊

表題作のみ。ハードでピュアな内緒の恋。

ネタバレ
2019年6月16日
このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作+描き下ろし+シーモア限定描き下ろし収録。人間と獣人が過去に迫害しあい、居住区を分けている世界観。ハード系ファンタジー。

「むせび鳴け、純情」全6話
半獣人・幸と獣人ハンター・後醍のお話。理由あって人間に変身し、人間の居住区に紛れ込んで暮らす幸が、ハンターである後醍に恋していて…という切ない関係。チャラい後醍と幸の前半のコミカルなやりとりからの、ジリジリなシリアス展開には泣けた…。一途でピュアな幸は可愛いし、後醍の男っぷりも素敵すぎる~!今作は上手くまとまっていて、読後感いい仕上がりです。もう少し知りたい背景もありますが、その明らかになっていない余韻もまたいい感じ。とはいえ凄く素敵な作品だったので、是非続編やスピンオフを切望したくなりますね。描写は白抜きにて。本当に心が通じあった後の、本能のまま貪るようなエロは圧巻!…読み進めるうちに、あれ?みたことあるような??と思ったら、以前短編読んでた!!今作読了後、あちらを読むとまたニヤリとなりますよ。(「メス堕ちBL」収録「Sense of loyalty」にロウとオミの短編あり。幸と後醍は登場しません。)

「Staycation」描き下ろし9ページ
初めての海。

「これだけは勝てない」シーモア限定描き下ろしマンガ1ページ
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