このレビューはネタバレを含みます▼
発情→欲情→蜜情と三冊続く鳥海さんと作家岩本薫さんのコミカライズ作品の人狼シリーズの2冊目【欲情】は兄編。
大神組組長の神宮寺家長男 迅人はまだ発情期を知らない高校生。俺様オーラ全開の弟 峻王と対照的な迅人は、物腰柔らかな優しい子。組同士の抗争から拉致られ、その相手弱小組の組長に初めての発情をしてしまう。組長 賀門×迅人のロミジュリなお話。
欲情するとケモミミと尻尾が出る迅人がキュート。どんどん色っぽくなって賀門さんも落ちるわね(笑)その賀門さんの程よいオヤジくささと優しさと包容力も素敵。こちらの二人は極道が肌に合わない同士の絆がいい。
原作アレンジの為か裏社会のケジメの緊張感がなく駆け足展開だったけど、施設育ちの賀門さんが組を捨てて愛する迅人と生きる決断をした潔さが清々しい。お父さんの表情やしっかりした峻王など鳥海さんワールドの欲情良かったです(^^)
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