このレビューはネタバレを含みます▼
本編は、お互いの気持ちを確かめ合い、気持ちが通じるまでが綴られた【 13(涼史) × 18(和佐) 】と、三年後、性に対して未だに初心な和佐が、本当の意味で同性カップルの関係を知っていく、【 16(涼史) × 21(和佐) 】の頃の二部構成でした。ピュアボーイの和佐が、弟に翻弄されつつ甘やかされる様子は、ホント可愛いです💗 また、涼史が和佐に対して独占欲を丸出しにする一方で、拒絶されることを恐れ、敢えて距離をとるなど、葛藤する様子が読んでいて伝わってきました。その分、無垢で無邪気な和佐に、一緒になってヤキモキさせられました(笑)
おまけのSSには、兄を純粋に慕う弟の気持ちから、性の対象として意識するまでの過程が、涼史目線で書かれています。芽吹き始めたばかりで、まだまだ幼い想いですが、本編を読んだ後では、この頃からよく耐えてしてきたなぁ〜と (まぁ、少しお手付きはあったようですが…笑)。