キャッスルマンゴー
」のレビュー

キャッスルマンゴー

小椋ムク/木原音瀬

ゲイビ監督×高校生

ネタバレ
2019年7月9日
このレビューはネタバレを含みます▼ 父の遺したホテル"キャッスルマンゴー"を手伝う城崎万(17)。キャッスルマンゴーでAVを撮りに来た監督の十亀は万の弟 悟と仲良くなり、ゲイの十亀から悟を守るべく酔い潰れた十亀に勘違いさせて付き合うように仕向け..

木原音瀬先生原作、小椋ムク先生作画なんて面白くならないわけがない!
ムク先生の絵は描き込みが細かくて1コマ1コマすごく丁寧。
十亀のアパートの外観の絵がすごい!

十亀は最初万に優しくなかったけど(悟を守る為とはいえ突っかかっていった万も悪いけど)、付き合うとなると万にこまめに連絡したり万引きを疑われた時はしっかり守ってくれて夢も笑わず応援してくれて、十亀の印象が付き合う前と後でだいぶ変わりました。
悟から十亀を遠ざける策略だったけど段々と十亀に心も身体も許していく様子に引き込まれました。

十亀の部屋のベッドでキスするシーンが好き。

2巻は十亀に避けられて辛いことが重なり、万が可哀想で仕方ないです。
一番頼りたい時に一番頼りたい人に頼れないなんて..

十亀だって万のことが好きなんだよ。
なのに万の為を思って七面倒くさいと突き放してこれでよかったと思ってる。
でも好きな人に面倒くさいなんて言われたらどんだけ傷付くことか..
十亀がケニアから帰国して告白してもまた面倒くさいって言っちゃうしもうっ!てな感じなんだけど、最後の穏やかさは好き。
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